5月24日、DDTの赤井沙希(36歳)が社長の高木三四郎と共に記者会見を開き、11月12日のDDT両国大会をもって引退することを発表した。
「長く続ける美学もあるけど、私は美しく散る花でいたい」
とのことだが、
女子プロレスラーとして10年はむしろ「非常に長い」現役生活だった、と言うべきだろう。
なにせ、あの細い体をずっと維持して10年間である。
これは、ただの36歳の女性としても稀有なことだ。
この
「あんまりにも体が細いんじゃないか」と感じる女子レスラーの双璧と言えば、赤井沙希かスターダムの鹿島沙希が双璧だろう。
(奇しくも、全く同じ名前)
今でさえこの2人を見て――赤井沙希なんて10年も経っているのに――「この細すぎる体でプロレスができるのか」と感じる人は少なくないと思うのだ。
そして赤井沙希は、「父が赤井英和」という枕詞は今でも確かにつくものの、親の七光りレスラーではなかった。
シングルプレイヤーとしてはも堂々たる一選手であり、
タッグとしては同じ芸能界出身の荒井優希との「令和のAA砲」、メイ・サン・ミッシェル(駿河メイ)との「(NEO)美威獅鬼軍」が特に印象深い。
赤井沙希はこの10年間で、すっかり女子プロレス界を代表する女子プロレスラーの一人となったのである。
いったいこの人がデビューしたとき、誰が10年もプロレスを続けるなんて思っただろうか。
とはいえ個人的には、確かにこの人に40歳を過ぎてもプロレスを続けてほしいとは思わなかったのも事実である。
こう言ってはカドが立つが……
世の中には、40過ぎてもプロレスをやってほしい女子レスラーとそうでない女子レスラーというのが、いるのではないか。
その意味では今回の赤井沙希の引退表明は、本人の言うとおり理想的な引き際だと思う。 とはいえ、まだ引退まで半年ある。
これまた個人的には、あの愛川ゆず季(この人の現役期間は「たった」3年だったのだ)と同じくらいの、盛大な送り出しをしてもらいたいものである。
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