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皇室のビジュアル戦略――「美」に拠って立つ求心力

 なお、「男子皇族の配偶者には美人を選ぶべき」というのは、皇室内部ですでに定まった方針であると私は思う。

 たとえどんなに才媛でも、どんなに心が優しくても、たとえ男子皇族本人がその人を大好きだと強く思っていても、

 ヘチャムクレのブスを選ぶことは絶対にない。

(ここでは、そもそも男子皇族がブスを好きになることはない、との前提は考慮しない。)


 そんなことをすれば、国民からのウケが悪いのがわかりきっているからだ。

 バカにされ、軽んじられ、あなどられるとわかっているからだ。

 ありていに言えば、皇室の体面が損なわれるのである。


 
 もし「皇族の嫁取り」で誰が見ても酷いブスが選ばれれば、私は皇室にある種の敬意を覚えずにいられないだろう。

 またそれは、確かに真実の愛だと信じるだろう。

 しかしながら、ブスをバカにし美人を尊ぶ人間の本能には誰も(神々さえも)抗えない。


 おそらくかつての皇族の嫁取りにおいて、ビジュアル面が重視されることはそんなになかったのだろう。

(もちろん家柄重視である。) 

 だがこの現代、皇室のファンを増やし支持を集める戦略上の観点から、配偶者のビジュアルは最重要と言って過言ではない。


 我々はこれからも、「皇室に嫁ぐ美しきシンデレラ」を何人も見るはずである。

 そしてまた下世話な言い方になってしまうが、美人と美男を掛け合わせれば、やはり息子・娘は美しくなるだろう。

 それは皇室が、将来にわたって第二・第三の佳子さまを生み出せることを意味している。

 日本国民はこれからも、「美しきアイドルプリンセス」を何人も見るのだろう。

 それは皇室ファンを増やすに当たり、非常に心強い基盤である。

 そして皇室を支持する国民もまた、シンデレラやプリンセスは美人であることを強く望む。

 日本国民統合の象徴である皇室が、その期待に応えないわけにはいかないのだ。


 皇族も皇族を取り巻く人々も、こういうことがわかっていないはずはない。

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プロフィール

平 成敏

Author:平 成敏
1970年代生まれの男性。
認定ファシリティマネジャー、主に施設管理の仕事に従事。
プロレス、社会、歴史など、興味関心のある分野についてあまり脈絡にこだわらず書いていきます。(⇒プロレス以外の話題については、別ブログ【社会・ニュース・歴史編】をご覧ください。)

著作一覧(アマゾンkindle版)

ペペチール第三王朝の興亡:表紙 世界系統樹:表紙 尊敬なき社会(上):表紙 尊敬なき社会(下):表紙 表紙:『もうすぐ無人島になる瀬戸内の島へ』 ブログ販売欄掲載用

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