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佳子さまによる皇室の、「美人資本主義時代」への適応

 それにしても思うのだが、週刊誌の表紙・記事・中吊り広告を「不敬」だと言う人はいないのだろうか。

「巨乳女子大生 激ヤバSEXサークル潜入!」とか、

「四十歳現役美魔女高校教師・決意のフルヌード」とか、

 そういう見出しと皇室記事・皇族写真を同じ紙面に載せるのは、戦前・戦中なら決して許されなかった不敬である。 「天誅」を受けて当然の所行である。


 しかし今、それは当たり前のように行なわれており、それに対する非難もほとんど聞かれない。

(あなたは聞いたことがありますか?)

20150619週刊ポスト2015年5月29日号
週刊ポスト2015年5月29日号



 今でも皇室・皇族を敬愛する人は多くいるのに、

 たった一件のクレームでも何かを取りやめるのが珍しくない時代なのに、

 このことは非常に奇異に思われる。


 これもまたまた、私がずっと昔から思っていたことなのだが――

 どうして右翼の人は、朝日新聞社は襲っても週刊誌(特に女性週刊誌)の編集部は襲わないのだろう。

 いちいち対策費をもらっているとも考えにくいが、それならどうして襲わないのか?

 天皇家に対する「不敬度」で言えば、左翼的新聞社よりそこらの一般週刊誌の方がはるかに上だと私は思う。

 もし天誅を加えるとすれば、まさにそれら週刊誌であるべきではないか?



 思うに、週刊誌編集部の人も右翼の人も、「これって不敬だよな」くらいは感じているだろう。

 一般国民の中にもそう感じる人は少なくないだろう。

 しかし、もう世の中はそういうことに慣れたのである。

 皇室記事とエロ記事を同じ表紙や広告に載せるのは、何十年も行なわれている「慣行」なのだ。

 いつしか社会の雰囲気は、そういうことを許容するようになった。


 たぶん右翼の人も週刊誌を買い、(エロ見出しとともに)皇室の載った表紙や記事を見ていながら、「世の中はそういうもんだ」と感じているのだろう。

(あるいは、何かを感じることもないかもしれない。それは当たり前の自然現象のようなものだから。)

 一般国民も、それはそういうものだと思っている。だからクレームも付けようとしない。



 どうも今の皇室は、皇室支持者・敬愛者の意識の中においてすら、

「特別芸能人」「特殊有名人」の一種だと思われている節がある。


 よって佳子さまが国民から、「リアルプリンセス・アイドル」として扱われるのも無理はない。

 雅子さま(皇太子妃)がどうしたとか、眞子さま(秋篠宮家の長女。佳子さまの姉)の恋人がどうだとか、

 皇族記事が芸能人のゴシップ記事のように書かれ読まれるのも不思議はない。

 それは国民の心の中で、皇室が「芸能人枠」に入っていること――皇族が「皇室芸能人」になっていることの表れなのだ。

20150619皇太子殿下・皇太子妃雅子さま
皇太子殿下・皇太子妃雅子さま


20150619秋篠宮眞子内親王(手話中)
秋篠宮眞子内親王(手話中)


 
 それにしても佳子さまが、と言うより皇室から一人の美人が生み出されたことは、皇室にとって幸運だった。

 美人にはファンが付く。憧れとなり賞賛される。それが皇室への好感と支持の獲得に繋がる。

 おそらく反天皇感情を持っている人、皇室なんてなくしてしまえと思っている人にとって、これは非常に苦々しい事態に映っていよう。


 もし天皇家の女性がブスばかりなら、彼らは存分に皇室をバカにできたはずである。

 しかもそれには世論の――人間心理の支持がある。



 何度でも言う価値があると思うが、ブスをバカにし・見下し・忌み嫌うというのは、人間の本能である。

 そして逆に、美人を賞賛し好感を持つのもまた本能である。

 本能には逆らいがたい。よって美人の持つ魅力にも逆らいがたい。

 美人でキュートな佳子さまがファンを増やすのを、反皇室論者は押しとどめることができないでいる。

 皇室は佳子さまの存在により、現代という「美人資本主義」の時代へ、ひとまず適応することができたと言っていいだろう。


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プロフィール

平 成敏

Author:平 成敏
1970年代生まれの男性。
認定ファシリティマネジャー、主に施設管理の仕事に従事。
プロレス、社会、歴史など、興味関心のある分野についてあまり脈絡にこだわらず書いていきます。(⇒プロレス以外の話題については、別ブログ【社会・ニュース・歴史編】をご覧ください。)

著作一覧(アマゾンkindle版)

ペペチール第三王朝の興亡:表紙 世界系統樹:表紙 尊敬なき社会(上):表紙 尊敬なき社会(下):表紙

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