3月13日、全日本プロレスの専務レスラー諏訪魔が、本名の諏訪間幸平(46歳)として横浜刑務所から感謝状を受けた。
保護司として再犯防止活動に尽力していることが理由だという。
(⇒ 東スポweb 2023年3月13日記事:【全日本】保護司として活動の諏訪魔改め諏訪間幸平氏に横浜刑務所が感謝状「光栄に思います」) いや皆さん、知ってましたか、諏訪魔が保護司だったということを…… 2017年4月に任命されたとのことだから、もう6年になるが、私はこんなこと今回初めて知った。
しかしともかく、陰徳を積んでいるというか、これは素晴らしいことである。
保護司とは、犯罪を犯した少年たちの立ち直りを支援する仕事である。
これは多くの人が――困窮する失業者でさえ――、高給を提示されてもやりたくない仕事の一つだろう。 そんなことを「保護司レスラー」とか宣伝もせず、6年もやってきているのだ。
これは、かの酔っ払いに絡まれていた童女を救った(そしてパンケーキ食うか?と言った)グレート-O-カーンの快挙にも匹敵すると、個人的には思う。
なんでもきっかけは、諏訪魔後援会の会長が保護司をやっていたので、その紹介だということである。
それにしても、試合はもちろん移動時間やトレーニングや飲み会、専務としての仕事、家族との時間もあろうに、よく時間を捻出して非行少年と会っているものである。
むろん私は、その頻度がどのくらいのものか知らないのだが――
しかし週1回・月1回だけであろうと、やりたくない人はやりたくない。
そして実際、大半の人はそんなことやろうとはしない。
これは素直に、すごいなぁ素晴らしいなぁと、あなたは感じないだろうか。
残念ながら諏訪魔の属する全日本プロレスは、もうメジャー団体でなくインディー団体の規模である。
しかし、こんな言い方は青臭いかもしれないが……世の中、大企業であること・大企業に属することが全てじゃないのである。
本業の他にこういう活動をしている人には、いつかいいことがあるだろう。
こんな活動をする人が属する団体には、何かいいことがあるだろう。
そう思うのは、夢見る書生論だろうか。
そしてまた、思うのである。
さすがに非行少年たちも、諏訪魔みたいな男が保護司として出てきたら、それなりにオッと思うのではないかと。
諏訪魔の保護司活動は、現実に効果を発揮しているのではないか、と……
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