1月21日、新日本とNOAHの合同興行が横浜アリーナで行われた。
もちろん焦点は、新日本のロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)とNOAHの混合というユニット同士の全面対抗戦――シングル5番勝負であった。
その結果は、次のとおり。
(1) BUSHI(LIJ)× vs タダスケ(金剛)〇
(2) 高橋ヒロム(LIJ)〇 vs 大原はじめ(金剛)×
(3) SANADA(LIJ)× vs 征矢学(金剛)〇
(4) 鷹木信悟(LIJ)〇 vs 中嶋勝彦(金剛)×
(5) 内藤哲也(LIJ)〇 vs 拳王(金剛)×
3勝2敗かつ大将戦を制したことで、LIJの勝ちとなった。
この中で「意外」な結果となったのは、(3)(4)ではなかろうか。
特にSANADAが征矢に負けたというのは、特にSANADAファンにとってはショック級のことだろう。
中嶋が鷹木に負けたというのもそうかもしれないが、しかし鷹木は次期IWGP世界ヘビー級挑戦者なので、ここで負けるわけにはいかなかった。
そして大将戦、内藤が拳王に勝つというのは、多くの人がそうでもあろうと予想していたことだったろう。
この結果により、
ようやくのことで征矢学が金剛内で発言力を――ワイルド時代から一転、古武士以上に寡黙になってしまったが――増し、存在感を示すことができるようになるのではなかろうか。
逆に言えばLIJにとっては、今後にさして影響のない対抗戦だったような気もする。
もっとも大会終了後、ついに武藤敬司の引退試合の対戦相手が内藤哲也に決定した。
まるで今回の対抗戦は、このお膳立てのようなものだった気さえする(笑)
この内藤哲也という選択は、天龍源一郎が引退試合相手にオカダ・カズチカを選んだのと同じく――
「今のプロレス界で最も活躍している/最高位にいると思われている選手」というチョイスであり、
しかしまたオカダ・カズチカを選んだら二番煎じになってしまう、
という流れだったとも想像される。
そしてやはり、武藤敬司のファイナルバトルともなれば、
「ムーンサルトを出すか」
「あの(つい最近の)グレート・ムタvs中邑真輔の試合を超えられるか」 が焦点になりそうである。
これは、プロレスリング・マスターにとって最後の難題ともなるだろうか……
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