1月1日のNOAH日本武道館大会は、「超満員札止め」9500人を達成した。
そしてこの大会には、3大サプライズがあったようだ。
(1) ジェイク・リーの登場(試合はせず)
(2) 馳浩・現石川県知事の実戦参加
(3) 中邑真輔、グレート・ムタの毒霧を「リップロック」で奪い取って勝利 まず(1)であるが、全日本退団後のジェイク・リーの去就については、実際に選手レベルで秋波らしきものが送られていた「新日本プロレス参戦」も有力視されていた。
だが今回、その行き先はNOAHであることが判明した。
これは妥当というか順当というか、新日本へ行くよりは良かったのではないかと思う。
新日本にはあまりにも選手が多すぎて、外部からポッと入っていっても「冷や飯を食わされる」のが関の山ではないか、との意見に私も組する。 そして、ものの見方にもよるのだが……
ある意味これは、「NOAHがジェイク・リーの獲得に成功した」とも言える。 なんとなく私は、今の新日本は「国内の外部人材」を受け入れなさ過ぎて(ほとんど鎖国みたいなもので)、適度な刺激・新風を起こしにくい環境になっているのではないかと思うのだ。
次に(2)の、現役都道府県知事としての――いやいや、現役プロレスラーとしての馳浩の参戦。
その肉体のビルドアップぶりといい、ジャイアントスイングの健在ぶりといい、ノーザンライトスープレックスホールドを決めて勝利するところといい……
61歳の知事であり元文部科学大臣であるとは、とても思えない現役同然の仕上がりぶりである。
しかもバックステージではその肉体のことを記者に聞かれて
「プロなんだから当たり前だろ、つまんないこと聞くな」
と、プロレスファンなら誰でも知っている「ギブUPまで待てない!での山田邦子とのやりとり」の故事まで(自分自身で)再現するという、ホンモノのプロレスラーぶりまで見せる始末(笑)。
いやはや、これにはもう脱帽である。
いったい知事の仕事(や、無数の会合出席)の合間にどうやって練習時間を確保しているのか、ぜひ知りたいところだ。
もっとも真面目な話をすると、こういう現役知事のプロレス参戦には大いに批判もあることだろう。
端的にヒマなのかとか、ケガしたらどうするのかとか、もしプロレス中に(または試合が始まる前に)石川県で大地震が起きたらどうするのかとか……
しかし逆に言えば、そんなことを言われるのは重々わかりきっているのにそれでもプロレス参戦するというのは、相当な覚悟かつ自信とも言える。
また、もう一段真面目に考えてみると――
おそらく馳浩の日常には、公務や政治上の付き合い等の他には、トレーニングする時間しか残っていないと思われる。
それはそれで「この人にヘンなスキャンダルを起こすようなヒマはない」と、県民も安心していられるのではないだろうか……(笑)
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