これは、びっくりニュースである。
女子格闘家としてはかなり有名な有力選手であるキックボクサー
「ぱんちゃん璃奈」28歳が、詐欺の容疑で兵庫県警に逮捕された。
いったい何をやったのかと言えば、
「那須川天心や武尊らの直筆サイン入り限定ポスターを偽造」してインターネットオークションに出品し、買い手から99,900円を騙し取ったのだという。
なお、このサインは璃奈本人が書いたらしい(と、本人が供述している)。
(⇒ 神戸新聞NEXT 2022年12月5日記事:格闘家の「ぱんちゃん璃奈」容疑者逮捕 那須川天心さんらの偽サインポスター販売疑い) いやはや、これが「私生活で激昂して相手を殴った」とかなら、まだわかるのである。
こういっては何だが、格闘家としては「らしい」犯罪だと思うのである。
ところが現代的なのか古典的なのかわからないことに、限定ポスターにサインを偽造してネットでファンに売りつける。
しかもその偽造したサインとは、那須川天心と武尊ときた。
これはプロレス界で例えて言えば、DDTの若手上位選手が藤波辰爾のサインを偽造したようなものだろうか。 しかし買わされた人はこれを「おかしい」と見抜いたのだから、筆跡を真似るのは大して上手くいかなかったようである(笑)
それにしてもぱんちゃん璃奈、女子格闘家としてはかなり上位の稼ぎがあるはずである。
今年6月にはファースト写真集も出しているのである。
それにして、この「いじましい内職」であるかのような小遣い稼ぎぶりは何だろう。
まあ、何となく、偽造サインを書いているときの彼女は――
院隠滅滅とした罪悪感に満ちた表情をしているのではなく、あっけらかんと音楽を聴いて鼻歌でも歌いながら書いているような気がしてならないのだが。
さて、こんなことがバレて逮捕されれば、普通の人間なら恥ずかしくてもう表には出てこられない。
また、普通の世界では、もう二度とその人間は信用されないし雇いもされない。
しかし格闘界というのは、こうした悪名を帯びた犯罪者さえ――いや、だからこそ――受け入れる余地があることで有名である。
おそらくぱんちゃん璃奈には、格闘界に拾う神がいるだろう。
あるいはそれは、AV業界かもしれない。
そしてAV業界を経てプロレス界に、格闘技界に足を踏み入れるというのは、さほど珍しくも違和感のあることでもない。
予想するに、来年か再来年には、ぱんちゃん璃奈が「復帰」して戦う姿を、我々は見ることができるだろう。
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