10月30日のNOAH有明アリーナ大会は、見どころ満載の大会だった(ようだ。残念ながら見てないが……)。
ニンジャ“ファンタスティック”マックのGHCジュニア王者戴冠、
武藤敬司・丸藤正道・稲村愛輝のNOAH組と棚橋弘至・真壁刀義・本間朋晃の新日本プロレス組の対戦はNOAH組が勝利(予想どおりと言うべきか、本間が敗北)、
GHCヘビー級王座戦は清宮海斗が藤田和之を(フランケンシュタイナーで)破って王座防衛――
しかし
最大のサプライズは何と言っても、2023年1月1日の日本武道館大会で――
グレート・ムタと中邑真輔(WWE)のシングルマッチが決定したことにトドメを刺す。
これにはプロレスファンもビックリしただろう。
グレート・ムタと中邑真輔のシングルマッチって、今までやっていそうでやっていなかった(意想外の)ドリームマッチであることに間違いない。
それにしても思うのは、サイバーエージェント傘下となり(日本テレビを離れて)abemaTVをバックにつけた後の、NOAHの「攻勢」についてである。
まさかNOAHがWWEから(それも新日本系の)選手を連れてくるなんて、ちょっと前から見てもまるで隔世の感がある。
なんかもう、
やっぱり現代プロレスは企業(それも大企業)プロレスじゃなきゃやっていけないんじゃないか、とさえ感じるのである。
かつて馬場全日本は、日本テレビの資金力のバックもあって、豪華外国人を呼んできて新日本を質的に完全凌駕しようとしていたので知られている。
それが21世紀の今は、abemaが日本テレビに代わって豪華外国人・優秀外国人を呼んでくるようになったと錯覚する(錯覚でないかもしれないが)ほどだ。
たぶん今の日本テレビがバックのままだったら、WWEいやプロレス自体にカネを出してはくれそうもないから……
そして、ムタvs中邑の試合自体に話を戻せば――
何と言ってもファンの期待が集まるのは、「ムタの毒霧で中村の顔面が緑に染まるか?」ということになるだろう(笑) それは、プロレスの試合への期待としてはどうなんだと思わないではないが……
しかしやっぱり、それがこの試合のハイライトになる予感はビンビンにする。
それとも前田日明なら――前回記事のように――「猪木さんが見たら激怒するよ」と言うのだろうか。
と言うかこのムタvs中邑の試合について、いやムタと中邑と言う選手個人についてこそ、前田日明の意見を聞いてみたいと思うのは私だけではないはずである。
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