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元新日本・北村克哉氏36歳で急死

 驚きの、かつ残念なニュースであるが、元新日本プロレス選手でプロレス引退後はボディビルダー・格闘家・ユーチューバーとして活動していた北村克哉 氏が、36歳という若さで死去した。

 10月12日に体調がおかしくなって自分で救急車を呼んだが、病院に行った後に急激に容体が悪化して死に至ったとのこと。

(⇒ 東スポweb 2022年10月14日記事:元新日本プロレスの北村克哉さんが36歳で急死 退団後はRIZINでボビー・オロゴンとも対戦)


 新日本ではヤングライオンのまま、2017年のデビューからわずか2年の2019年1月に引退したのだが――

 しかしそれほど在籍期間が短いのに、いまだ北村克哉といえば「驚愕の、インパクト抜群のヤングライオン」として覚えている人が多いはずである。

 それほどまでに、あの凄まじい筋肉の鎧は飛び抜けていたのだ。


 そしてそれだけに今回の訃報を聞いた人は、間違いなく「ステロイド」という言葉を連想せずにいられなかっただろう。

 私は北村氏がステロイドを使っていたのか知らないし、新日本がその使用を禁止していたのか黙認していたのかも知らない。
 
 また、仮に使っていたとしても、少なくとも新日本は(プロレス団体は)アンチ・ドーピング連盟には加盟していないし、プロ「スポーツ」の範疇には入っていないので、その使用が違法とか規約違反だというわけではない。

 おそらく世界のプロレス界には、いまだステロイドを常用しているレスラーが何人も何十人もいるはずである。

 
 しかしそれはそれとして、世の中には30代で急死する人というのはかなり多い。

 北村氏もその一人であり、たまたまあんな肉体だったから、あらぬステロイド疑惑をかけられるに過ぎないという可能性は大いにある。

 それはもう、ボディビルダーの宿命というかリスクの一つのようなものだろう。


 私としては、あの肉体はステロイドなしのナチュラルなものだったと信じたい。

 プロレスファンもまた同じだろう。

 繰り返しになるが、世の中には30代で(事故でなくても)死ぬ人は多くいる。

 しかしその一人が元新日本のヤングライオンだったというのは、やはりひときわ悲しいものだ。

 北村克哉氏の、ご冥福をお祈りする。

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プロフィール

平 成敏

Author:平 成敏
1970年代生まれの男性。
認定ファシリティマネジャー、主に施設管理の仕事に従事。
プロレス、社会、歴史など、興味関心のある分野についてあまり脈絡にこだわらず書いていきます。(⇒プロレス以外の話題については、別ブログ【社会・ニュース・歴史編】をご覧ください。)

著作一覧(アマゾンkindle版)

ペペチール第三王朝の興亡:表紙 世界系統樹:表紙 尊敬なき社会(上):表紙 尊敬なき社会(下):表紙 表紙:『もうすぐ無人島になる瀬戸内の島へ』 ブログ販売欄掲載用

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