大日本プロレスが、「販促レスラー」という広告サービスを始めた。
大日本所属レスラーの予めポーズをとった写真を、企業の販促活動に自由に使用できる権利を売買するものだ。
(⇒ プロレスTODAY 2022年8月24日記事:【大日本】“その効果、反則級” 企業の販促活動を応援する新サービス『販促レスラー』を開始!) 私が知らないだけかもしれないが、こういうサービス販売は今まで日本のプロレス団体はやっていなかったのではなかろうか。
もちろんプロレスラーの写真を使って広告するというのは今までもあったことだが、それをプロレス団体のパッケージ商品として販売する、というのは聞いたことがない。
「販促」と、プロレスと言えば定番の「反則」をかけているのも、なかなか上手い。
なお、その料金は次のとおり。(全て税別、一括払いのみ)
【1選手起用プラン】
3ヶ月コース:150,000円(月額50,000円)
6ヶ月コース:240,000円(月額40,000円)
1年コース: 360,000円(月額30,000円)
【5選手起用プラン】
3ヶ月コース:180,000円(月額60,000円)
6ヶ月コース:300,000円(月額50,000円)
1年コース: 480,000円(月額40,000円)
これが高いか安いか、私には判断する材料がない。
しかし誰でも直感するのは、1選手より5選手の方がかなりおトク(と感じられる)ということだろう。
なお、その
5選手というのは岡林裕二、関本大介、伊東竜二、中之上靖文、青木優也のことである。
う~む、アブドーラ・小林と浜良太は入っていなかったか……(笑) しかしそういうのは別にして私は、こういう創意工夫をする大日本プロレスはえらいなぁと思うのである。
ブシロードの新日本、サイバーエージェントのNOAH・DDTという大資本をバックにつけた「大企業プロレス」とはまた違う道を歩もうとする姿は、やっぱり尊いと思うのである。
私にはこれは中小企業・個人事業者向けのサービスだと思われるし、実際公式サイトにもそのようなことが書いてあるのだが、むろん大日本プロレス自体も中小企業だ。
とにもかくにも、大日本プロレスは(懸命に)生き残り策を講じようとしている。
その成果は海のものとも山のものともつかないし、もしかしたらこのサービスもひっそりと店じまいするのかもしれないが……
しかしともかく、やってみなければわからないではないか?
こういう新規事業を始めること自体、企画が通っていること自体が、中小企業として素晴らしい――
と言ってしまうのは、笑われるべき贔屓目なのだろうか。 最近忙しくて肝心のプロレスそのものを見れていないのだが、こういうニュースを聞くのは嬉しいものである。
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