8月18日、新日本プロレスのG1クライマックス決勝戦が日本武道館で行われた。
結果は、オカダ・カズチカがウィル・オスプレイを下して優勝、昨年に続く連覇を遂げた。
……と、こう聞いて(書いて)思わずにいられなかったのは、
「あれ、これ、前にも聞いたことがあるんじゃないか?」 という錯覚である。
オカダとオスプレイが激戦を交えてオカダが勝つ、これは新日本プロレスファンが何度も見たこと聞いたことのある光景ではなかったろうか。
今回の記事ではあえて、試合内容については触れない。
ただやっぱり、いくら良い試合内容だったとしても、「あれ、またなの?」とファンに思わせるパターンを繰り返すのはどうなのだろう。
なんだかオールドファンにとっては――
これがあの(猪木時代の)サプライズ続出、暴動頻発、大騒動の謎が謎を呼ぶ、の新日本と同じ団体とは思えないのではなかろうか(笑) 今から心配するのも滑稽な話ではあるが、この調子では
「今のプロレスが、20年後のプロレスムック本で語られる・出版される」
というのは、どうもなさそうだと思えるのである。
それほど今の新日本プロレスは定型化・パターン化している、と言っては悪口になるだろうか。
なんだかあまりに石橋を叩いた――例えとしては悪いかもしれないが、大昔の馬場全日本みたいな堅実ぶりになっていないか。
もっとも、常にハッピーエンドで観客を帰らせねばならないというのが木谷オーナーの意向ではある、と記憶しているが……
しかしそれも、「常に」先のパターンが読める、という風になってしまっては、
ぜんぜんプロレス史にもファンの記憶にも残らなくなってしまう、ということになりかねないと思うのだが……
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