12月14日、2021年度のプロレス大賞が発表された。受賞状況は次のとおり。
●最優秀選手賞(MVP) 鷹木信悟(新日本)
●年間最高試合賞(ベストバウト) 武藤敬司vs潮崎豪(2021年2月12日・日本武道館 ノアGHCヘビー級選手権)
●最優秀タッグ賞 タイチ&ザック・セイバーJr.(新日本)
●殊勲賞 ジェイク・リー(全日本)
●敢闘賞 竹下幸之介(DDT)
●技能賞 グレート-O-カーン(新日本)
●女子プロレス大賞 林下詩美(スターダム)
●新人賞 荒井優希(東京女子プロレス)
●功労賞 故・風間ルミ
私は今年、ほとんどプロレスを見ることができなかった。
よって今回の大賞についてはあまり言うことがなく、パッと見にはまず妥当なところではないかとも思う。
ただ三つだけ思うことの一つとして、まずベストバウト。
この試合は「どよめきのフランケンシュタイナー」で武藤が勝ち、「NOAHの武藤敬司」を鮮烈に印象づけた。
あの当時は、まさか武藤がGHCヘビー級王者になるとは……というオドロキがあったもので、確かにインパクトの点で2021年のプロレス界では出色のものであった。
よって、ベストバウト選出は妥当だと思う。
(⇒ 2021年2月12日記事:NOAH2.12日本武道館大会-まさかの武藤敬司戴冠とNOAHの今後) 次に、新人賞。
これは女子から選ぶとすればタイガー・クイーン(ストロングスタイル・プロレス)だろうと思っていたのだが、そうではなかった。 あらゆるプロレスメディア上で、プロレスラーとしての評価は荒井優希より断然上、いや比較の対象にもならないというような扱いだったのだが……
やはり、試合数の少なさは致命的なのではあるまいか。
(その正体が新人賞の対象にならないから、というのもあるのかもしれないが、それはわからない。)
もう一つは、技能賞のオーカーン。
何というか、久々に本当にプロレス技能による受賞という気がしないでもないが……
これ、
技能賞と言えば帝国書記官こと東スポの岡本記者ではないか、と思ったのは私だけではないだろう。
岡本記者のオーカーン「アゲサゲ」記事は、もはやプロレス界の一大名物である。
これこそ文章上の技能と言える。
もちろんプロレス大賞は東スポの主催なので、自社の記者に賞を与えるわけにはいかないにしても――
これはもう一人の技能賞、または特別賞・メディア賞に当たると言っても……
何ならオーカーンとの最優秀タッグ賞と言っても、過言ではない気がする。
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