初代タイガーマスク・佐山聡の率いる団体、ストロングスタイル・プロレス――
それが7月15日、(満を持して?)女性版タイガーマスクたる「タイガー・クイーン」の姿をお披露目した。
女性としてはかなり長身で、確かに170センチは超えているだろう。
そしてこのタイガー・クイーン、空前の超大型新人(と言っても、中身は新人でないかもしれないが)という言い方では足りないほど、まだ試合していないうちからものすごい高評価をされている。
(⇒ 東スポWeb 2021年7月15日記事:女子版虎戦士「タイガー・クイーン」が本邦初公開! 29日デビュー戦でメイン抜てきが決定的) 何しろ、こうである――
●初代タイガーマスク
「彼女を見た瞬間、40年前(自身のタイガーマスク時代)を再現できると確信した。
ビデオを見てもおわかりだが、もっとすごい。期待して40年前を思い起こしてほしい。
彼女を紹介できて感激している。
必ず平井(ストロングプロレス)代表は泣くと思う。」●ジャガー横田
「初めて見たとき衝撃を受けた。
ハッキリ言えば、初代タイガーのクローン。
それくらい期待してもらっていい。」●新間 寿
「平井代表が彼女の試合を見て涙を流すことができるのか。
多くの人に夢を与え続け、希望を与え続ける選手になってほしい。
デビュー戦(7月29日、VS山下りな)はメインイベントにすればいい。」 泣く子も黙る初代タイガーマスク、女子プロレス界の超大御所ジャガー横田が、揃ってこの絶賛であり太鼓判である。
アントニオ猪木の大参謀であった新間寿も、また同じである。
それにしても、
何だか平井代表が泣くかどうかが焦点になっている気がするのは私だけだろうか。
どうやら平井代表、我々が思っている以上に重要な存在なのかもしれない……
それはともかく誰もが思うのは、これは恐ろしいほどのプレッシャーでありハードルじゃないか、ということである。
それは山下りなも同様で、いわば彼女は、初代タイガーマスクのデビュー戦におけるダイナマイト・キッドの役を担うことになる。 これはたぶん、彼女のキャリア史上最大級のプレッシャーのはずだ。
いやあ、これでタイガー・クイーンも試合自体もそんなたいしたことなかったら、いったいどうするのだろう……
と、夜も眠れない気持ちでハラハラしているプロレスファンがいたとしても、不思議ではなさそうではないか。
とはいえ、もし本当にタイガー・クイーンが、初代タイガーマスクの転生であるかのような素晴らしいレスラーであったら……
それでも残念ながら現下の状況では、初代のような国民的スターになることはもちろんできない。
それはプロレスがゴールデンタイムで中継されていたからこそ可能だったのであり、
まさかストロングスタイル・プロレスがそうなることなど可能性はゼロに等しい。
しかし、
これでストロング・スタイルプロレスには、れっきとした女子部が立つわけである。
たった一人ではあるかもしれないが、それでもタイガーマスクの威光を背負った存在感は絶大だ。
おそらく彼女は、他団体に参戦・侵攻するはずである。
ストロング・スタイルプロレスにも女子の試合は組み込まれているが、それだけではいかにも試合数が少ない。
タイガー・クイーンが、スターダムや仙女のリング、もしかしたら東京女子やアイスリボンに上がるかもしれないと思えば、これは確かに女子プロレス界の活性化になるに違いない。
特に橋本千紘なんかとの対戦は、ドリームマッチみたいなものになるのではないか。 はたして、タイガー・クイーンの力量やいかに……
女子プロレス界に極大のニューヒロイン誕生、ということになれば、非常に嬉しいことなのだが……
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