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なぜイジメ自殺は…その6 いくら中国韓国が嫌いでも、日本人が嫌いなのはやはり日本人ではないか?

 「同じ集団・組織」に属する「身内的な仲間」には「繋がり」がある。

 人間の本性からして、そこにはヒエラルキーが必ず生じる。

 それが「上」から「下」へのイジメを招き、下の者を心理的にも逆らえなくさせる。


 しかし、身内だの仲間だの繋がりがあるだの、そういう前提自体にはどんな根拠があるのだろう。

 それは突き詰めて言えば、ただ単に「同じ場所にいる」ということでしかないと思われる。

 ただしそれをもってしても、たかが同じ職場・学校、同じ国・同じ民族に属するというだけで、なぜ繋がりが生じるのか――

 なぜ繋がっているべきであり、仲間でなければならないのかは、依然不明なままである。


 だがそれはそうなのだ、そんな根拠はないのだから。

 そんな理屈を見つけることができないのは、そんなものが元々ありはしないからである。


 「ただ同じ場所にいるだけで仲間になる、絆が生じる、連帯感を持つべきである」。

 この世には、事実上そういう解釈をしている人が非常に多い。

 しかし果たして、人と人との絆とはこんなにも簡単で、即席的で、安っぽいものなのだろうか?


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 愛国心、同胞愛、民族の団結を強調すること――

 外国人・異民族を嫌悪し、自分たちよりレベルが低いと見なすのは、全人類的・全歴史的な現象である。

 我々から見れば未開野蛮な原始的部族でさえも、自部族だけが真の人間であり、その他部族は人間未満と見なしているのが普通である。

 むろんこの現代日本にも、他国を腐し、日本と日本人を讃えたり素晴らしいと思う人――思うべきだと思う人はたくさんいる。

 しかし、じゃあ具体的に誰が嫌いかとその人の心に問えば、その全員が身近な日本人ではないだろうか。

 彼が嫌うのもイジメるのも「同胞」かつ「讃えるべき」「素晴らしい」日本民族であり、それが在日であるというのはごくごく珍しい確率ではないだろうか。


 同様に、どれほど反日的な韓国人でも、実際に嫌いな人は身近な韓国人だろう。イジメの対象もほとんどの場合同じ韓国人だろう。

 我々にとって真の敵、真に嫌いな奴、反対に恐れはばかる人間は、いつだって身近な誰か――いわゆる「仲間」で「同胞」なのだ。

 それは決して、遠くの敵性外国人などではないのである。


 これはつまり、身近な同胞が仲間などではないことを示している。

 ただ単に、たまたま近くにいるだけの他人だということを示している。

 我々は別に彼らと仲良くすべき宿命にあるのでもないし、そうできないからと言って人の道から外れているわけでもない。

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 日々のニュースを見ていると、あくどい犯罪者やろくでなしたちが続々出てくる。

 そんな連中と自分が仲間であるなどと、読む人は決して認めたくないだろう。そう言われたら怒るだろう。

 しかしその連中のほとんどが、我々と同じ日本人であることにも疑いはない。

 日本と日本人は素晴らしいと言うならば、そういう連中のことはどう解釈すればいいのだろうか?

 その手法の一つが、彼ら全員を在日とみなすことである。


 「資料編」に挙げた警察のパワハラ上司や日本拳法部の先輩たちが、全て在日かその血を引く者だとみなすことである。

 だがこれは、そういう風にネットに書き込んでいる本人たちさえ信じていないに違いない。

 どだいそんなことはあり得ず、当然すぎるほど当然のことながら、ああいう連中は世界のどこにもいるのである。

 もちろんこの日本にもいるし、ひょっとしたらよその国よりその割合が多いことだってあり得るのである。 

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プロフィール

平 成敏

Author:平 成敏
1970年代生まれの男性。
認定ファシリティマネジャー、主に施設管理の仕事に従事。
プロレス、社会、歴史など、興味関心のある分野についてあまり脈絡にこだわらず書いていきます。(⇒プロレス以外の話題については、別ブログ【社会・ニュース・歴史編】をご覧ください。)

著作一覧(アマゾンkindle版)

ペペチール第三王朝の興亡:表紙 世界系統樹:表紙 尊敬なき社会(上):表紙 尊敬なき社会(下):表紙

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