WWEで随一とも言えるユニット
「シールド」の一員として活躍し、しかしつい最近WWEを退団したディーン・アンブローズ(33歳)――
その彼がジョン・モクスリーと名を改め、5月25日のアメリカにおけるAEW旗揚げ戦に乱入(そしてAEWと契約)、
さらには新日本プロレスに参戦し、6月にIWGP-USヘビー級王者ジュース・ロビンソンと対戦することが濃厚だと報じられた。
(⇒ 東スポWeb 2019年5月27日記事:元WWEモクスリーが新日プロ参戦へ 両国でUS王者ジュースと対戦か) そうなれば(誰でもそう思うが)、気の毒ながらジュースが負けるのはほぼ確実だと思われる。
そりゃ、せっかくの(WWEで世界規模の名声を持つ)大物が参戦してくるのに、初戦で負けるわけにはいかないからだ。 それにしてもクリス・ジェリコに続き、なんだか「WWEから新日本へ」の流れができてきた、と感じるのは私だけではないだろう。
今までは、「新日本(及びそれ以外の日本のプロレス団体)からWWEへ」の流れの一方通行だったのが――
「WWEから新日本へ」の逆の流れができてきた。 これをWWEを辞めた選手の側から見れば、
「WWE後のセカンドライフは新日本で」ということになるのだろうか。
それがこれからの、定番の流れになるのだろうか。
WWEへの流出一方であった今までの有様から見れば、もちろんこれは「進歩」である。
「WWEで世界的知名度を得た選手を新日本が引っ張ってきて、(いわば)漁夫の利を得る」
という見方をすれば、(特に海外戦略の観点からは)極めて効率が良いやり方と言えるだろう。
とはいえ
この方式の弱点は、むろん「WWE後の選手は“全盛期を過ぎて格落ち”している」と、どうしても見られてしまうことである。
おそらく新日本の払うギャラも、WWEが出していたギャラよりはだいぶ安いのだろう――
と、そこらのファンにさえ勘ぐられてしまうことである。
よって、新日本とWWEの関係を真に「双方向性」のものにしたいなら――
やっぱりWWEで現役で活躍しているトップどころの選手を、移籍させることが必須である。
もっとも今はまだ、そんなことはできないだろうから……
次に新日本がオファーをかけるのは、「イエス男」ダニエル・ブライアンあたりではあるまいか、と予想しておく。
あるいはまた、ブロック・レスナーを呼んできて棚橋弘至との「因縁」を清算させることができたとしたら、それは棚橋ファンにはたまらない展開ではあるまいか。
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