残念ながら、またプロレスラーが傷害事件で逮捕である。
プロレスラー安倍健治(40歳)容疑者が、商業施設の駐車場に入る列に車で並んでいたところ、「横入り」して順番抜かしをした一般人男性(47歳)に――
駐車場に入ったところで車の窓越しに平手打ちを食わせ、
外に出てきた男性の胸ぐらを掴んでヘッドロックに捉え、
そのまま横倒しに地面へ叩きつけて後頭部などに軽傷を負わせたらしい。(⇒ テレ朝ニュース 2019年5月13日記事:順番巡り…プロレスラーの男、男性たたき付けた疑い) 報道によると安倍容疑者は団体に所属し――
そこでは「正義感が強く、ムードメーカー」として知られていたという。
なるほど正義感が強ければ強いほど、順番抜かしとか横入りとかいうのには「許せねぇ」と激怒するのはわかる。
確かに傷害に及んだのは悪いが、「どっちもどっち」という気もしないではない。
それどころか、「普段からマナーの悪い一般人がプロレスラーに成敗されて、ざまぁみろと思う」人だって多いだろう。 が、とはいえ、この「横入り」という現象、私も普段ちょくちょく経験することのように思う。
そして私は「そういうもんだ」と思い、まさか相手を平手打ちにして成敗するなんてことは考えもしないのである。
たぶん私は、そんなに正義感が強くないのだろう……
それはそれとして興味を引くのは、この事件で使われた「技」である。
相手をヘッドロックないしフロントネックロックで捉えるというのは、プロレスではしょっちゅう見る光景だ。
しかし「そのままの体勢で相手を横にマットへ叩きつける」という流れは、あまり記憶にない。
もしこの「技」に名前を付けるとすれば――
「ヘッドロックバスター」または「ネックロックスクリュー」 なんてことになるのだろうか。
それにしてもこんな技をアスファルト張りの駐車場でかければ、どうやったってかけている自分の肘を強打してケガしてしまいそうだ。
なのに安倍容疑者はそんなことになることもなく、
被害者の男性の方も軽傷を負っただけだという。
これってもしかして、プロレスラーならではの「技術」の賜物なのだろうか。
下がアスファルトにもかかわらず自分も肘をケガせず、相手にも大怪我をさせないという「技術」を、安倍容疑者はこんなときでも無意識に発揮できているのだろうか。 そしてもう一つ、思うのは――
あの
日本大学アメフト部の「悪質タックル」をネタ技に使った矢野通が、今度はこの「技」を使い始めないか、ということである……
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