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新生NOAH「純白マットの雪上の闘い」と新日本「広告上の闘い」

 3月10日の横浜文化体育館大会以来、新体制NOAHのロゴとマットの色が変更された。

 新ロゴについては賛否両論あるとのことだが、これはどうせすぐに見慣れるものであって、否の声は1ヶ月も経たないうちに消えてしまうことだろう。 

 そしてマットの色は純白になり、中央に新ロゴがやや大きく配されるものとなった。

 それはテレビで見ると、まるで「雪上の闘い」のようであり、なかなか味のある光景である。

 何より特筆すべきは、その純白のマットの中にたった一つの広告もないことだ。


(ついでにコーナーパッドにも新ロゴが書いてあるだけで、広告は一つもなかったと思う。)


 これはさりげないことかもしれないし、あるいはこれから順々に広告が追加されていくのかもしれないが……

 私としては、大英断だと思う。

 新生NOAHのコンセプトは「美学のある闘い」となっているが、この点は確かに美学を貫いていると思うのである。

 
 別に悪口を言うわけではないが、これと対極にあるのが新日本のマットで――

 それはまさに広告で埋め尽くされ、コーナーパッドもまた同様。

 NOAHの新マットが「雪上の闘い」なら、新日本のマットはセルリアンブルーではなく「広告上の闘い」
と言っても過言ではないだろう。


 他の新日本ファンがどう思っているのかはいざ知らず、私はあれは「美的でない」とどうしても感じるのだ。

 特に現時点では「ガールズバンドパーティー!」なる文字が非常に目立つよう配されているのだが……

 あれ、試合をテレビや動画配信で見ている人は、本当に全然気にならないのだろうか。

 いくらなんでも、男子プロレスには異常に似つかわしくない文字だと思うのだが。

 いくら新日本の親会社のコンテンツだからって、ちょっと雰囲気というものを軽視しすぎではなかろうか。


 そして選手にしても、ああいう広告の上で闘うのを本当に何とも思っていないのだろうか。

 私だったらたとえ極上の名勝負をしても、ガールズバンドパーティーなんて広告が目立つ映像がこの先残っていくなんて、なんかちょっとヤな感じがするのだが。

 
 また、世間一般の人が初めて新日本の試合を何かの機会に見たら――

「なんじゃこりゃ。プロレスって(やっぱり)オタク連中の集まりなのか」

 とか感じるのが普通ではあるまいか。
 

 私は今回の新生NOAHは、この一点だけでも「美学のある闘い」というコンセプトを口先だけで言っていないことが現れていると感じる。

 もう一つのコンセプト、「不動の業界2位を目指す」というのも、はなはだ現実を見据えたものだと思う。

 凡百のプロレス団体や一般企業は、それが心意気だとかいって「業界トップを目指す」と言ってしまうものである。

 一言で言えば、今回の「新生」こそは巻き返しに期待が持てるのではないかと思うのだ。


 また、その旗頭に選ばれた清宮海斗という22歳の若きチャンピオンも――

 これも(近年稀に見るほど)期待の持てる人材である。

(そしてやはり、「顔がいいのは大事」という、身も蓋もない感想も同時に抱かせる……)


 特に何がいいって、あの入場テーマ曲だろう。

 あれほど「清新」というイメージを醸し出す曲は、まさに今の清宮にとってピッタリ過ぎるほどハマッている。

 これを作曲・選曲した人は、隠れた功労者と言うべきである。



 ここ数年間で新日本を超えることは無理なのだろうが――

 こういうハッキリしたコンセプトとそれに沿ったイメージ作りをブレずにしていけば、

「不動の業界2位」という目標は、充分に達成可能な目標ではないだろうか。

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プロフィール

平 成敏

Author:平 成敏
1970年代生まれの男性。
認定ファシリティマネジャー、主に施設管理の仕事に従事。
プロレス、社会、歴史など、興味関心のある分野についてあまり脈絡にこだわらず書いていきます。(⇒プロレス以外の話題については、別ブログ【社会・ニュース・歴史編】をご覧ください。)

著作一覧(アマゾンkindle版)

ペペチール第三王朝の興亡:表紙 世界系統樹:表紙 尊敬なき社会(上):表紙 尊敬なき社会(下):表紙 表紙:『もうすぐ無人島になる瀬戸内の島へ』 ブログ販売欄掲載用

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