ここ数日、イジメとパワハラについてのニュース・記事が連続してあった。(いつでも毎日ニュースになっていると言えばそうであるが)
そのうち、4本を選んでみよう。
(1) 恐怖の警察学校、執拗な暴力&退職強要の実態発覚! 4分の1が退職、ついに訴訟へ
(ビジネスジャーナル 5月6日「闘うジャーナリスト・佐々木奎一がゆく! ワーキングクラスの被抑圧者たち 第28回」)
http://biz-journal.jp/2015/05/post_9850.html
【要約】兵庫県警の警察学校において、生徒に対し教官らが次のことを行なった。
○整列点呼の際、退職するよう促す。
○授業中、頻繁に廊下へ立たされる。よって授業について行けなくなる。
○当然、試験は不合格。教官に2時間にわたり「おまえは絶対に卒業させん」と退職を迫られる。
○「教官室に入るときの声が小さい」などという理由で反省文を毎日書かされる。指定枚数を書いて提出しても、何回も書き直しを命じられる。
○体調が悪化し病院へ行く時も、車に同乗した教官に「何で辞めないのか。おまえはストーカーと同じ」と言われる。
○退職を拒否すると、腕立て伏せ1万2,000回を命じられる。しかし270回過ぎでめまいがしてできなくなる。「おまえはいつも口だけ。辞めろ」と言われる。
○教官3人に囲まれ「辞めろ」と言われ続ける。
○クラス全員の前で「おまえは給料泥棒。端っこに座ってろ」と罵倒される。
○年下だが半年先輩の「指導員」に、喉元を摑まれ壁に押しつけられる。泥酔状態で部屋に入られ、いきなり平手打ちされる。
○4月から8月までで、全部で400人のうち50~100人くらいが退職した。しかしこの取材対象の人は辞めなかった。
○しかし8月6日、彼は退職を言い渡された。
○取材によると、2013年度の兵庫県警警察学校入校者490人のうち、123人が辞めている。離職率25.1%で全国1位。
○全国の入校者は1万1,079人、うち1,271人が退職。離職率11.47%。
(2) 文書作成を「地獄」と恐れて 警官パワハラ自殺から1年
(朝日新聞デジタル 5月10日 小島泰生)
http://www.asahi.com/articles/ASH4X11WDH4WUGTB01M.html
【要約】昨年、福島県警捜査2課の警部(当時51歳)と警視(同52歳)が自殺した。
県警は、警部が自殺した原因の一つとして、警察庁から出向していた前捜査2課長(46歳)のパワハラを挙げていた。 詳しくは、次のとおり。
○県警内で「ワンペーパー」と呼んでいた文書を決裁する際、「こんな書類もできねえのかよ。能力がねえんだよ、勉強しろ」「こんなの日本語じゃねえだろう」などと罵る。
○求められた修正に数日かかることもあり、自殺した警部は同僚に「ワンペ恐怖症」「ワンペ地獄」とこぼしていた。
○警部は妻に、「課長が無理難題言って。そんなこと部下に言えないんだ」「書類書きで今日も一歩も外へ出なかった」と愚痴をこぼしていた。
○警部の遺書には、「疲れた」「毎日眠れない」「書類の訂正で、思うように仕事ができなかった」「もう限界」などと書かれていた。
○前課長は戒告の懲戒処分となり、更迭された。
(3) ライターで体を…大商大日本拳法部元主将ら逮捕
(読売新聞 5月10日)
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150510-OYT1T50096.html
【要約】大阪商業大学(大阪府東大阪市)日本拳法部で、合宿中に先輩が後輩へ次のことをした。
浴槽に沈める。体をライターの火であぶる。暴行し、顔面打撲などの軽傷を負わせる。

(4) 指紋採取:児童37人から いじめ調査で30代教諭 東京
(毎日新聞 5月15日)
http://sp.mainichi.jp/select/news/20150516k0000m040079000c.html
【要約】小学6年生クラスの30代男性教師が、クラスの児童37人から指紋を採取し保管していた。
理由は、「イジメの抑止力になると思ってやった」。
その直前、クラスの女子児童の一人の靴に画鋲が入れられていた。

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今回の記事は引用だけで充分長くなった。そして気の滅入る引用であった。
本編は次回に譲る。
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