12月31日のRIZIN14のメインイベントであり「スペシャル・チャレンジバウト」という名のエキシビションマッチであった、フロイド・メイウェザーvs那須川天心は、
当然ながら1ラウンド目でメイウェザーが天心のダウンを奪って勝利した。
それはそうである。
メイウェザーにすればボクシング初心者と戦って負けるはずがなく、
かといっていくら1分何百万円もらえようと、その初心者と最終3ラウンド目までもつれこんでしまうのはコケンにかかわる。(このコケンは、数百万円くらいのハシタ金よりはるかに価値がある。)
しかしそれにしても、天心は事前の予想よりずっと健闘した――あれだけやれれば上等だろう、
と、みんな思ったのではなかろうか。 メイウェザーのパンチをかわしたり、顔面に一応当てたり、確かに見所はあったのである。
(しかしそれも試合後のマイクでメイウェザーが言っていたように、メイウェザーが「エンターテインメントを意識した試合」にしようと思っていたからこそ現出したシーンなのかもしれないが……)
天心は試合後、泣いていた。
本当にメイウェザーをKOできると思っていたのか、
負けるにしてももっと見せ場を作ることができなかったのを悔いているのか、
それはたぶん両方だろう。
しかしメイウェザーも言っていたように、この試合は公式戦ではなく天心はいまだ無敗の王者である。
だいたい史上最強のボクサーにボクシング初心者がボクシングルールで戦って勝つなんて、そんなことあったら世界中のボクサーが怒ってしまうだろう。
この試合の最大の意義はやはり、メイウェザーをRIZINに出してこれからどんな効果があるのか、モトは取れたのか取れるのか、ということである。
そしてメイウェザーを既に引っ張り出してきた以上、来年の大晦日はどんなイベントを用意すればいいのか、ということも……
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