9月25日、DDTは、
入江茂弘が9月30日で退団することを発表した。
(⇒ DDT公式サイト 2018年9月25日記事:【記者会見】入江茂弘、9月いっぱいで退団!)
会見での入江の言葉を読むと、やはり海外に出てそこを主戦場にしたい気持ちを、とても強く感じさせる。
入江と言えばつい先日のDDT両国国技館大会(2018.9.23)のKO-D無差別級選手権試合3WAYマッチで、3人のうち真っ先に敗退している。
そして今まで彼の団体批判の集約点みたいな存在だったはずの男色ディーノと、
「ハートに近い方の」左手で握手をしてハッピーエンドになったばかりである。
(⇒ 2018年9月23日記事:DDT9.23後楽園ホール短感-ストロングハーツ大活躍とDDTの「予定調和」問題) 今回の退団を聞いて、「ああ、なるほど、そういうことね」と得心するプロレスファンは数知れないだろう。
一方、入江が今のDDTにある種の違和感を持ち、一線を引きたい・別のところに行ってみたい・新たな世界に踏み出したい、と思っていたのは確かに事実だったのである。
これはまさに、虚実入り交じるプロレスの世界そのものだ。 私は正直、入江茂弘は日本の男子レスラーの中でも最強の一角ではないかと思っている。
よってDDTにとっては痛い退団だと思うのだが――
しかしまた、なるほど今のDDTでは入江が今以上に(彼の望むように)活躍できるか、と言えばそういう気もあまりしない。
言ってみれば入江はいつからか「真剣派」になったのであり、ポリシーとして面白試合を捨てられないDDTと「円満離婚」するのは、いずれ避けられないことだったのだろう。
(また、入江の体制批判でDDTが真剣路線に変革されるなんて、本気で思っていたファンもいないだろう。) 何にせよ、入江が海外で活躍したい気持ちは尊い(あるいは、どうにもできないやむにやまれぬ)ものである。
ぜひ、日本のファンの耳にも届くような大暴れをしてもらいたいものだ。
いつかひょっとしたら、またまたWWEに大型日本人選手が入団しました、なんてニュースが流れてくるかもしれないし……
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