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Rayもまた死去-相次ぐプロレスラーの死

 8月31日、PURE-Jが親族代理として、悪性脳腫瘍で闘病中だった覆面女子レスラー・Rayが30日に死去したことを発表した。

 本名・年齢非公開なので享年は不明だが、その正体はTAJIRIが主催したSMASH・WNCで活躍していた女子選手だと言われている。

 それが本当なら、まだ30代の半ば。あまりにも早すぎる死である。

 Rayは2016年2月に悪性脳腫瘍ステージ3であることを発表したが、ステージ3の平均生存期間は10年未満。

(これが最悪レベルのステージ4になると1年以内に縮まってしまう。)

(⇒ 2016年2月18日記事:Rayが悪性脳腫瘍に-女子プロレスラーと難病)


 さらにRayは、同年5月には水頭症の手術さえ受けている。

 それなのに同年8月のトークショーでは腫瘍が小さくなっていると報告したので、奇跡があるかもしれないと思わせたが――

 それから今に至るまで2年の間は音沙汰がなく、ついに今回の発表となった。

 やはり残念ながら、奇跡はそうしばしば起こるものではなかった。

 
 それにしてもここ数日、プロレスラーや格闘家の若くしての難病・死亡の話が続く。 

(⇒ 2018年8月27日記事:亜利弥、山本“KID”徳郁、さくらももこ…吹き荒れる癌の猛威)


 「やっぱり」プロレスラーや格闘家には若死にが多いのか、と思ってしまうものだが――

 たぶんそうではなく一般世間では、報道されたり感動エピソードになったりしない若死にが、これくらいの頻度で起こっているのだろう。


 
 だがやがて、かなり近いうち、人が病気で死ななくなる日は来るはずである。

 そうなったときのプロレス界が、人間界が、いったいどうなっているものか……

 私もあなたも、そんな世界に間に合うか間に合わないかの時代に、たぶん生きているのである。

 何にせよ、Rayそして亜利弥の冥福を願いたい。

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プロフィール

平 成敏

Author:平 成敏
1970年代生まれの男性。
認定ファシリティマネジャー、主に施設管理の仕事に従事。
プロレス、社会、歴史など、興味関心のある分野についてあまり脈絡にこだわらず書いていきます。(⇒プロレス以外の話題については、別ブログ【社会・ニュース・歴史編】をご覧ください。)

著作一覧(アマゾンkindle版)

ペペチール第三王朝の興亡:表紙 世界系統樹:表紙 尊敬なき社会(上):表紙 尊敬なき社会(下):表紙 表紙:『もうすぐ無人島になる瀬戸内の島へ』 ブログ販売欄掲載用

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