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2018G1は棚橋弘至が優勝-エースは1.4にたどり着けるか?

 新日本プロレスワールドで、G1決勝戦・日本武道館大会を見た。

 まず印象に残ったのは、「G1未出場者」タイチ(と飯塚高史)に、NEVER無差別級王者・後藤洋央紀とYOSHI-HASHIがほとんど一蹴されてしまったことである。

 G1成績3勝6敗というのもアレだが、このタッグマッチの惨敗はいったいどういうことなのだろう。

 YOSHI-HASHIが負けるのはいつものこと(と言っては悪いが……)としても、「NEVER王座の価値って……」と万人が感じてもおかしくない。

 そして実際、たぶんNEVER王座の価値は今が最低なのではないか。

 後藤洋央紀、何としても奮起してもらいたいところだ。


 次にセミファイナルでは、オカダ・カズチカvsレイ・ミステリオjr.という夢の対戦カードの6人タッグがあったのだが……

 そういえばオカダ、昨日のスポーツ紙では(G1決勝進出を逃して落ち込みながら)「明日、発表したいことがあります」と言ったと報じられていたと思うが、結局そういう発表はなかった。

 その発表の方が気になって、あんまり試合は身を入れてみることができなかった……笑


 さてメインイベントの、棚橋弘至 vs 飯伏幸太――

 不明を恥じて言うならば、私はこの試合、飯伏が勝つと思っていた。

 さすがに満身創痍の棚橋が飯伏に勝つとはあまり思わなかったし、

 しかも棚橋が勝てば三度目のG1制覇だが、飯伏が勝てば初のG1制覇となるというシチュエーションならば、まぁ飯伏の勝ちだろうなんて思っていた。

 しかし結果は、ハイフライフロー三連発で棚橋の勝ちである。

 そのうえ棚橋の勝ち方は、決して不自然ではなかった。

 さすが棚橋弘至、エアギターは錆び付いていたかもしれないが、試合構築能力は錆び付くどころではなかったのだ。



 ところで従来の例から行けば、G1優勝者は来年1月4日の東京ドームでケニー・オメガとメインを戦うことになる。

 今大会ではケニーに石井智宏が挑戦表明したが……

 いくら石井の試合を絶賛する人でも、さすがにIWGPヘビー級王座を戴冠することはないだろう、と薄々思っているようにも思う。

 よってケニーが1月4日まで王者であることはほぼ確実だろうが――

 その一方、棚橋弘至が挑戦権利証を落とす、というのはかなりあり得る話である。

 今まで、G1優勝者が挑戦権利証争奪戦で敗れたことはない。

 しかしそれだからこそ、そろそろそういうことがあるのではないかと(きっと多くの人が)感じているのではないか?


 もう棚橋弘至は、どんな悲劇や醜態でも(ファンが)受け入れることのできるレスラーである。

 この点ではもう、アントニオ猪木を超えていると言ってもいいかもしれない。 



 とはいえ棚橋弘至 vs ケニー・オメガというのは、確かに東京ドームのメインで見てみたいカードではある。

 棚橋自身は、今回のG1での目標を「完走すること」と答えてミラノコレクションA.T.を一瞬ガッカリさせたそうである。

 しかし本当の目標は、今の万全とはほど遠い肉体で「1月4日まで完走すること」と言った方がいいのだろう。


 そしてファンは、今の棚橋ファンは、そういう棚橋にこそ魅力を感じて応援したくなる……

 棚橋弘至、まさにプロレスを体現するレスラーである。

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プロフィール

平 成敏

Author:平 成敏
1970年代生まれの男性。
認定ファシリティマネジャー、主に施設管理の仕事に従事。
プロレス、社会、歴史など、興味関心のある分野についてあまり脈絡にこだわらず書いていきます。(⇒プロレス以外の話題については、別ブログ【社会・ニュース・歴史編】をご覧ください。)

著作一覧(アマゾンkindle版)

ペペチール第三王朝の興亡:表紙 世界系統樹:表紙 尊敬なき社会(上):表紙 尊敬なき社会(下):表紙 表紙:『もうすぐ無人島になる瀬戸内の島へ』 ブログ販売欄掲載用

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