子だくさんのビッグダディこと林下清志 氏の三女である林下詩美(はやしした うたみ)が、スターダムでデビューすることになった。
デビュー戦の相手は、新軍団「JAN」を結成したジャングル叫女(きょうな)。
そしてこれについての会見が一触即発になったことが、ヤフーニュースに掲載された。(申し訳ないが画像はなし)
(⇒ 東スポweb 2018年7月27日記事:【スターダム】ビッグダディ三女・林下詩美 デビュー戦相手と一触即発ムードに) 記事タイトルが「ビッグダディ三女・林下詩美 デビュー戦相手と一触即発ムードに」とあるように、気の毒だがジャングル叫女の名は出されていない。
残念ながらヤフーニュースにジャングル叫女の名が示されることはなく、世間的知名度のある(まだデビューもしていない)方が示される。
いやこれは、たぶん紫雷イオでさえ同じ憂き目に遭うのだろう。
しかし裏を返せば、あのビッグダディの三女を起用した効果は早速に現れたと言ってよさそうである。 宝城カイリ、美闘陽子、紫雷イオと立て続けにトップレスラーを失ったスターダムにしてみれば、外国人(美女)レスラーを呼ぶより何より――
あくまで日本人の集客力&話題性あるレスラーを、それも即効性あるレスラーを求めたいに違いない。
林下詩美という女子は、まさにその要求にほぼピッタリ合うのではなかろうか。
とはいえ彼女を「手っ取り早い客寄せパンダ」と低く見るのもどうかと思う。
確かにジャングル叫女が林下の胸ぐらを摑んで「一触即発ムード」になったというのは、プロレス会見では別段珍しくも何ともない展開である。
たいしてすれっからしでないプロレスファンでも、こんなことでどよめいたりはしないだろう。
だが、彼女のスペックとプロフィールを見てみれば、165センチ・65キロ、中学・高校と柔道経験があるようだ。
これは今のスターダムの1期生最後の生き残りでありアイコンと言われる岩谷麻優が「元ひきこもり」であったことに比べれば、どれだけ将来有望かわからない。
(もっとも、こういうスペックなり経歴なりがストレートに反映されないところが、プロレスの通例であり妙味でもあるわけだが……) それにしても叫女について、
「一番のパワーファイターと言ってますけど、どうなんですかね実際は。
ジャングル、ジャングル言ってるだけなんじゃないかと思うんですが」
と言ったところは出色である。
別にそのとおりだと言うわけではないが、スターダムを見ている多くの人は、けっこうこれを聞いて笑いそうではないか。 林下詩美は決してビジュアル系ではない(と思う)が、ビジュアル系でない選手がそうである選手を上回る支持と集客力を持てるのが、これまたプロレス界の妙味である。(⇒ 2015年6月26日記事:女子プロレスと美人資本主義 その1) 将来のことは見通しがたいが、彼女には期待していてもいいのではないかと思う。
- 関連記事
-
スポンサーサイト
- http://tairanaritoshi.blog.fc2.com/tb.php/468-d2634729
トラックバック
コメントの投稿