7月10日の長州力プロデュース興行「Power Hall 2018」で、あの
元NOAHの引退レスラー森嶋猛がリング上に登場し、復帰宣言を行った。
10月15日の後楽園ホール大会で(自身の自主興行という形で)シングルマッチによる復帰戦を行うという。
(⇒ バトル・ニュース 2018年7月10日記事:森嶋猛が3年ぶりにリングに登場!花屋、荷物の運搬、コンサート警備、ピザの配達、ファミレスのハンバーグ作り、ライブ屋台などを経てプロレスに復帰!)(⇒ 日刊スポーツ 2018年7月10日記事:元ノア森嶋猛、様々な職業を辿り3年ぶりリング復帰)(⇒ 東スポweb 2018年7月10日記事:“病気で引退”ではなかった! 元ノアの怪獣・森嶋猛が10・15に3年半ぶり電撃復帰) 森嶋が不透明な形で――と言うより、かなり不穏な形で――NOAHを引退したのは、2015年の4月のこと。
引退セレモニーも引退試合もない、まるで脱走のような引退であったのは今なおプロレスファンの記憶に残っている。
(⇒ 2015年4月22日記事:森嶋猛、引退)(⇒2015年4月26日記事:森嶋引退と「プロレス界の中心」NOAH) 今回の報道記事の中で森嶋は「実は」と言っているが、彼の引退の真因が病気(糖尿病)ではなく精神的なものであったことは、ファンも薄々どころか濃厚に気づいていただろう。
引退以来森嶋は、
・花屋
・荷物の運搬
・建材運び
・コンサート警備
・ピザの配達
・ファミレスのハンバーグ作り
・コンサートの屋台
など、様々な職を転々としていたらしい。
(別にバカにするわけではないが、「ピザの配達」って体型イメージそのまんまで、思わず笑ってしまった人も多いのではないか?) しかし、プロレスラーには(当然と言えば当然のことながら)「プロレス以外に道はない」レスラーが非常に多いはずである。
その中でも森嶋は筆頭格みたいなもので、遅かれ早かれプロレスに復帰するだろうとは多くのファンが感じていたろう。 そうしたら、やっぱりそのとおりになったわけだ。
さて私は森嶋の復帰を歓迎するかと言えば、もちろん歓迎する。
39歳という年齢はやや高いが、現代のプロレス界ではむしろ適性年齢と言えないこともない。
加えるに精神的にはともかくとして、プロレスラーとしてもポテンシャルの面では森嶋猛という男、非常に高いレベルにあったと少なくとも私は思う。
森嶋の復帰先は普通に言えばNOAHなのだが、しかし辞め方が辞め方だったので、ストレートにそうすることには本人にも現役選手にも抵抗があるだろう。
となると可能性が高いのは、大日本か全日本といったところだろうか。
特にスーパーヘビー級が多いことで知られ、社長の秋山準が当の長州力主催興行のメインに出ていたことを思えば――
そしてつい先日、小橋建太のツイッターで小橋と森嶋が並んで写真に写っていたことを思えば――
全日本の方が有力かとも思える。 しかしそのどちらであっても、そのどちらか以外であっても、魅力的なカードがいくつも組めそうではないか。
諏訪魔、ジョー・ドーリング、関本大介、石川修司、入江茂弘……
これら選手と森嶋猛の試合は、たとえアンチ森嶋の人であっても、やっぱり見てみたいのではないか。 はたして森嶋の復帰先はどこになるのか、どんな選手と当たっていくことになるのか……
これはやはり、今年のプロレス10大ニュースの一つではないだろうか。
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