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紫雷イオ、ついにWWEへ-世界の女子プロレス界が日本化する?

 ついに、この日が来た。

 かねてからWWE入りするすると言われてきた紫雷イオ(28歳)が、とうとうスターダムを電撃退団しWWEを目指すのが確定的だそうなのだ。

(⇒ 東京スポーツ 2018年5月28記事:紫雷イオ 世界最大のプロレス団体「WWE」移籍へ! スターダム電撃退団)

(⇒ プロレスTODAY 2018年5月28日記事:「女王」紫雷イオ、スターダム退団!世界最大の団体、WWEに挑戦!!)

(⇒ 日刊スポーツ 2018年5月28日記事:女王紫雷イオがスターダム退団、米WWE目指す)

 つい先日の5月23日、イオは18歳の(同じユニットの後輩)渡辺桃に敗れ、スターダム最高峰の赤いベルト(ワンダー・オブ・スターダム)王座から転落した。

 これが何かの予兆だと思ったプロレスファンは過半数を超えるはずだが、やっぱりそうだったのである


 そして思えば4月1日、あれほど拒否反応を(少なくとも表面的には)示していた電流爆破をやったのは――

 やはり日本を去る前に「心残り」や「まだやってないこと」をやるのが主目的だったのではないだろうか。


(⇒ 2018年4月2日記事:紫雷イオ、ついに電流で爆破-大仁田厚の呪縛はどこまで続くか)


 言うまでもなく紫雷イオは、日本女子プロレス界最高のレスラーである。

 プロレス大賞の女子プロレス大賞を3年連続で受賞した驚異的な選手を、他にどう呼びようがあろう。

 これは、日本における地位が、(かの中邑真輔をも凌ぐ)真にトップ中のトップである選手が国外に流出する、という点で歴史的だ。

 中邑真輔が日本トップ級レスラーであることは誰も疑わなかったが、しかし本当にその中でもトップの選手かと言えば、甲論乙駁・百家争鳴になったに違いない。

 しかしイオの場合は、ファンが投票すればやっぱり女子中のトップになっただろう。

 
 このブログ内を「WWE」で検索すると、ずいぶんたくさんの記事を書いてきた。

 その中には「WWEが日本市場に本格上陸してくる」(日本に支部団体を立ち上げ、日本の団体と同じように興行する)なんてのもあるのだが、幸か不幸か今はそうなってはいない。

 しかしWWEの日本市場からのヘッドハンティング、ないし選手の自主的意志での移籍は、ここに至って頂点に達した観がある。

(次はおそらく、トニー・ストーム当たりが移籍するのだろう。)

 そして宝城カイリ vs 紫雷イオがWWEで行われることもたぶんあり、そうなったらまさしくWWEマットは(たとえ一部分でも)スターダム化することになる。



 日本が世界のスポーツ界で頂点に立っている分野と言えば、野球でもサッカーでもフィギュアスケートでもなく女子レスリングでさえなく「女子プロレス」だというのは、きっとプロレスファンの「常識」だろう。

 その観点から見れば、遠く全女の頃から激しく磨き上げられてきた日本の女子プロレスが、ついに世界へ爆発的に発信されるという一種の誇りを抱くかもしれない。

 しかし言うまでもなく、こうまで看板選手を立て続けに失う形のスターダムにとっては、誇らしいでは済まされない。

 「スターダムはイオでもつ」状態は、ついにイオの退団までに解消されることはなかった(と思う)。

 岩谷麻優はまだいるものの、紫雷イオなきスターダムは、他の女子プロレス団体とさして変わらない――


 ヘタするとアイスリボンより求心力・集客力が劣るようになる、という厳しい見方をされても当然だ。

 「スターダムは本国で滅び、世界で(WWEで)花開く」なんてことにならないことを願いたい。

 そして、特に外国人選手について言えるのだが――

 「スターダムはWWEへ行くまでの腰掛け/登竜門」なんて意識が芽生えるのは避けがたいのだから、せめてそれが表に現れないようなファイトをしてほしいものである。

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プロフィール

平 成敏

Author:平 成敏
1970年代生まれの男性。
認定ファシリティマネジャー、主に施設管理の仕事に従事。
プロレス、社会、歴史など、興味関心のある分野についてあまり脈絡にこだわらず書いていきます。(⇒プロレス以外の話題については、別ブログ【社会・ニュース・歴史編】をご覧ください。)

著作一覧(アマゾンkindle版)

ペペチール第三王朝の興亡:表紙 世界系統樹:表紙 尊敬なき社会(上):表紙 尊敬なき社会(下):表紙 表紙:『もうすぐ無人島になる瀬戸内の島へ』 ブログ販売欄掲載用

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