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紫雷イオ、ついに電流で爆破-大仁田厚の呪縛はどこまで続くか

 4月1日のスターダム・名古屋国際会議場大会で、ついに女子プロレス界の頂点・紫雷イオが電流爆破戦を行なった。

(⇒ 2018年3月25日記事:紫雷イオ、やはり電流爆破戦へ-未来の爆女王はイオか?)

(⇒ 東スポWeb 2018年4月1日記事:紫雷イオ「最初で最後」の爆破マッチで被弾「私のプロレス観にない戦い」)

(⇒ 東スポWeb 2018年4月2日記事:紫雷イオ「初電流爆破で大炎上」の衝撃度)

 花月の電流爆破バットのフルスイングを食らったイオはセコンド陣に運ばれ、10分間もリングから姿を消した後に戻って来、空中戦で躍動する。

 最後は中野たむが夏すみれを仕留めて勝利したとのこと。

 ところでイオは、この電流爆破戦に野球ユニフォームをまとって参戦した。

 かつて蝶野正洋がプロテクターをまとって電流爆破をやったとき同様、「いつものコスチュームでやれよ」と感じる人は多いだろう。


 しかしこれも、やむを得ない。

 イオは写真集を出して初ヌードを披露するなど、そっち方面の仕事もあるのである。

 肌を傷つけてはいけないというのは、男子レスラーよりははるかに切実な理由がある。

(とは言っても報道写真を見る限り、対戦相手の花月はいつもの腹と背中を露出したコスチュームだったようだ。

 「花月にはそういう仕事はないからいいのだ」というわけでもあるまいが……)


 
 そしてスターダム社長のロッシー小川によると、昨年9月24日の同会場大会の集客が650人だったのに比べ、今回は1020人の満員だったとのこと。

 1.57倍の増加なのだから、やはりなんだかんだ言ってもイオの電流爆破参戦には集客効果があったのである。

 もっとも、東京のどこかの会場でやっていればもっと集客できたと思うのだが――

 そこは興行会社たるスターダムの決定である、何か理由があるのだろう。 

 
 さて、電流爆破には(大仁田厚がやるのではなくても)1.57倍程度の集客効果があることは証明された。

 しかし、イオほどのトップ選手を投入してもその程度なのだ、とも言える。

 イオは今回が最初で最後の電流爆破と言っているが、もちろんプロレスファンならこの言葉を疑ってかかるだろう。


 確かに男子トップクラスの選手は電流爆破一度きりだった例が多いが、どうも女子プロレス界においては中毒性があるようである。

(長与千種がその代表例、ということになるのだろう。)


 大仁田は引退しても、電流爆破という遺産は――呪縛とも興行カンフル剤とも言えるが――残る。

 たとえイオは本当にこれ一度きりだとしても、また次々と他の女子レスラーが参戦を希望するのは間違いない。

 「死せる大仁田、電流爆破にいざなう」の図である。

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プロフィール

平 成敏

Author:平 成敏
1970年代生まれの男性。
認定ファシリティマネジャー、主に施設管理の仕事に従事。
プロレス、社会、歴史など、興味関心のある分野についてあまり脈絡にこだわらず書いていきます。(⇒プロレス以外の話題については、別ブログ【社会・ニュース・歴史編】をご覧ください。)

著作一覧(アマゾンkindle版)

ペペチール第三王朝の興亡:表紙 世界系統樹:表紙 尊敬なき社会(上):表紙 尊敬なき社会(下):表紙 表紙:『もうすぐ無人島になる瀬戸内の島へ』 ブログ販売欄掲載用

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