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石森太二退団、小川良成&稔ベルト返上-NOAHの前途に再び暗雲か

 先日も拳王陥落について書いたNOAH・3月11日横浜文化体育館大会では、GHCジュニアヘビータッグ王座戦も行なわれ――

 王者である石森太二&Hi69(ヒロキ)のXX(ダブルエキス)が陥落し、小川良成&田中稔が新王者になった。

 ところが翌12日には、当の石森が同日付でのNOAH退団を発表。

 なおこの退団は、2月末の契約更改時にはすでに会社に了承を得ていたという。



 そしてこれを受け、新王者の小川良成は

「NOAHを辞めようと思っていた人間からベルトを獲っても全然嬉しくない」

「辞めようと思ってるからタイトルマッチの前日に飲み会をしてたんだろうけど、そんなベルトに興味はありません」

 とNOAHを通してコメントを発表、稔も未練タラタラで承諾し、ベルトは返上されることになった。


(⇒ 日刊スポーツ 2018年3月12日記事:ノア石森太二が退団 海外見据え「外の世界へ興味」)

(⇒ プロレス格闘技DX 2018年3月12日記事:小川がGHCジュニアタッグ王座返上の意向「辞めようと思っていた人間から獲っても全然喜べない」)

(⇒ プロレス格闘技DX 2018年3月13日記事:稔が「未練タラタラではありますが…」小川の意向を承諾 GHCジュニアタッグ王座の返上が正式決定)


 ダブルエキスがタイトルマッチに敗れ王座陥落したのは、石森の退団が決まっていたからである。

 つまりNOAHにとって、予定の結果である。

 このことを疑うプロレスファンは、よもやいないだろう。


 いやNOAHに限らず、

「退団・欠場することが決まっている選手が王者である場合、必ずその直前にタイトルマッチで負ける」

 というのは、プロレス界の定番でありもっともな話でもある。


 従って「NOAHを通して」王座返上の意向を示した小川良成のコメントもまた、予定の行動であるはずだが……

 それにしては「辞めようと思ってるからタイトルマッチの前日に飲み会をしてたんだろうけど」というのも、けっこうドギツい表現である。

 何もそんなディティールまで言わなくたっていいのに、というような表現である。


(しかし「タイトルマッチの前日に飲み会をする」というのも、プロレス界ではよくある話だと思われるが……)


 小川良成は、ふだんから “素” のコメントをするタイプである。

 もちろん、NOAH旗揚げ時からのベテランメンバーでもある。

(⇒ 2016年2月11日記事:小川良成のマイバッハ評、失われた惜しいキャラクター)


 対する石森太二は、旗揚げメンバーではないにしてもほぼそれに等しい存在であった。 

 おそらく今回の小川の発言には、ホンネが混じっているものと思われる。

 石森の退団を、快くは思っていないのである。

 ここらへんが、虚実入り交じるプロレスの面白いところなのだろう。



 それにしても石森の退団は、NOAHにとってやっぱり痛手であるはずだ。

 石森はその身体能力で、飯伏幸太らに勝るとも劣らない選手であると私は思ってきた。

 ただ反面、プロレス界での地位で明らかに飯伏幸太らに差を付けられてもきた。

 これは石森自身のせいなのか、それともNOAHが(またしても、とも言いたくなるが)彼を生かし切れなかった、ということなのか、判断が難しいところである。



 むろん石森にしてみれば、後者の方であると思いたいのは当然だ。

 それに、「自分がイタミ・ヒデオ(KENTA)や飯伏幸太に劣るとは思わない。自分ならもっと上に行ける」という自負を持っているのも当然だろう。

 石森は、「WWEも目標です」とはっきり言っている。

 確かに35歳という年齢では、今が最後のチャンスである。


 しかし石森はそれでいいとして、NOAHの方はまたも人材流出をやってしまったことになるが……

 未来の星と目されている清宮海斗の育成が本当に成功するのかどうかとか、ちょっと心配にもなってくるのである。


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プロフィール

平 成敏

Author:平 成敏
1970年代生まれの男性。
認定ファシリティマネジャー、主に施設管理の仕事に従事。
プロレス、社会、歴史など、興味関心のある分野についてあまり脈絡にこだわらず書いていきます。(⇒プロレス以外の話題については、別ブログ【社会・ニュース・歴史編】をご覧ください。)

著作一覧(アマゾンkindle版)

ペペチール第三王朝の興亡:表紙 世界系統樹:表紙 尊敬なき社会(上):表紙 尊敬なき社会(下):表紙 表紙:『もうすぐ無人島になる瀬戸内の島へ』 ブログ販売欄掲載用

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