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秋山準vs鈴木秀樹、ツイッター上の決闘-組織人(企業人)と一匹狼、永遠の確執。そしてプロレスは「底が丸見え」の底なし沼か?

 全日本プロレス社長の秋山準とフリーの鈴木秀樹(元IGF)が、ツイッター上で「プロレスの試合の成立」について論戦(?)を交わした。

(⇒ プロレス専門ブログBLACK EYE3 2018年2月18日記事:秋山準と鈴木秀樹が「試合を成立させるとはどういうことか?」を巡りTwitterでやりとり~ツイートまとめ)


 両者とも丁寧な書き込み言葉ではあるが――なんだか「静かな斬り合い」といった感じで、「決闘」と言っては大袈裟だろうが、確かに緊張感がある。

 そしてもう一つ感じたのは――単純至極な感想で申し訳ないが――、

 これはやはり、企業経営者とフリーランサー、組織人(企業人)と一匹狼の、永遠に噛み合わない立場と考え方の違いではないか、というものだ。

(たとえば棚橋弘至などは、断然秋山の側に立つと思われる。)


 たとえて言えば今の鈴木秀樹というレスラーは、ゴルゴ13ことデューク東郷みたいなものだろうか。

 これもまた持ち上げすぎかもしれないが、鈴木秀樹とはその実力・能力について(この悪口雑言・放言渦巻くネット界でさえ)疑問を呈されることが全くない、非常に稀少なレスラーの一人である。

(私はこの人の技量を腐す書き込みを全く見たことがないのだが、あなたはあるだろうか?)


 しかしもちろん、企業人まして経営者とゴルゴ13が仕事への取り組み方について意見が一致するなんて、ほとんどあり得ないことである(と思う)。

 企業人はフリーランサーの考え方を「コイツはわかってない」と思うものだし、

 フリーランサーは企業人の考え方・生き方を「骨がない。結局は個人の実力がない」とか小馬鹿にするものである。


 これは仕事というものがこの世にある限り、ほぼ絶対に変わらない構図だろう。

 しかし一方、両者は完全に別れているわけでもない。いや、不即不離とさえ言える。 
 
 企業人はゴルゴ13に学びたい・あやかりたい・本当はそっちが正しい、とかしばしば思うものだし、

 ゴルゴ13らフリーランサーと言えども、結局は企業人の依頼があるからこそ生きていけるという“弱み”があるからである。



 ところでこの論戦を読むプロスファンはプロレスファンで、「プロレスとは予め勝敗の決まっているものである」との“常識”を共有している人たちが過半数のはずだ。

 しかし鈴木秀樹は、明らかにそうでない前提で話をしている。


 むろんこの点は、全てのプロレスラーがそうなのだが……

 ではいったいこれは、「全てのプロレスラーが嘘をついている」ということになるのだろうか。

 あなたには、本当にその答えがわかるだろうか。

(⇒ 2015年4月15日記事:プロレスと「差別」その9 最重要問題:プロレスラーは嘘をついているのか?)


 かつてI編集長こと井上義啓(本名・井上力。週刊ファイトの編集長で、活字プロレスの雄とされる人)氏は、

「プロレスは底が丸見えの底なし沼」

 という言葉を残した。これはプロレス史に残る名言とされている。

 しかし私は、プロレスの底が丸見えだと思ったことは一度もないし、これからもそう見えるとは思えない。


 
 何にせよ、鈴木秀樹は「言葉を持ったレスラー」である。

 新日本の内藤哲也もそう言われているが、その発言の深刻度は鈴木秀樹の方がはるかに大きい。

 そういう鈴木秀樹がいよいよ新日本に登場するのはいつになるのか、気になる人・待望する人は非常に多いのではないだろうか。


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プロフィール

平 成敏

Author:平 成敏
1970年代生まれの男性。
認定ファシリティマネジャー、主に施設管理の仕事に従事。
プロレス、社会、歴史など、興味関心のある分野についてあまり脈絡にこだわらず書いていきます。(⇒プロレス以外の話題については、別ブログ【社会・ニュース・歴史編】をご覧ください。)

著作一覧(アマゾンkindle版)

ペペチール第三王朝の興亡:表紙 世界系統樹:表紙 尊敬なき社会(上):表紙 尊敬なき社会(下):表紙 表紙:『もうすぐ無人島になる瀬戸内の島へ』 ブログ販売欄掲載用

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