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棚橋弘至は「苦闘で見せるレスラー」になった-IWGP-IC王座戦、鈴木みのるに完敗す

 新日本プロレスワールドで、1月27日・新日本北海きたえーる大会を生中継で見た。

 今回の目玉は何と言っても棚橋弘至vs鈴木みのるのIWGPインターコンチネンタル王座戦で、棚橋はほとんど完膚なきまでと言っていい敗北を遂げた。

 負傷箇所の右膝をこれでもかと執拗にヒールホールド&膝十字固めによって攻撃され、レフェリーストップになったのである。

 この試合を見て誰もが感じるのが、棚橋弘至の落日だろう。

 近年の棚橋は以前に増してドラゴンスクリューを多用するようになっているのだが――

 ドラゴンスクリューという技、今ではもう“衰えの目立ってきた選手が多用する技”との印象が広まってきたように感じてしまう。

(これはおそらく、武藤敬司のせいである。)



 どうやら棚橋は、「苦戦して敗北することで見せる(魅せる)レスラー」になったのかもしれない。

 ヒールターンとかいうのではなく、そういう立ち位置にシフトチェンジしつつあるのかもしれない……

 とは、熱烈な棚橋ファンでさえ感じているのではないだろうか。


 
 そしてプロレスファンというのは必ずこう思ってしまうものであるが――

 今回の棚橋の苦悶ぶり、

 試合後の鈴木の「もうオマエは二度とリングに上がれない」とのマイク、

 そしてストレッチャー(担架)で運ばれる棚橋の姿……

 というのは、今後棚橋が欠場(休養)に入るためのストーリー作りなのではないだろうか。


(しかし、そういうストーリー作りにはもちろんデメリットもある。

 それは、あれほどヒールホールドと膝十字固めを長く喰らって耐えられるというのは、実は技が効いてないんじゃないかとの疑問が生じることである。)


 明日も北海きたえーるでは二日目の大会があるが、それ以後の棚橋の去就に注目、というところだろうか。


 さて蛇足ではあるが、バックステージ(コメントルーム)での鈴木みのるのテレ朝インタビュアーに対する物言いというのは、相変わらず酷烈なものである。

 むろんアナウンサーの方は毎度あんなこと言われるのはわかっててコメントを求めているのだが――

 「これはプロレスなんだ」とわかっててその場に立っているのだが、

 しかしやっぱりそう割り切って受け答えするのは難しいことと思われる。

 普通のサラリーマンが仕事で苦境に立ったとき、「あ……あ……」と本気で焦ってしまうのと同じ現象が、心の中で起きていると思われる。



 どうせならテレ朝には、若い女子アナなんかをこの場に行かせてほしいものだ。

 彼女ももちろん「これはプロレスなんだ」とわかって行くのだろうが、それでもやっぱりプロレスが大嫌いになるのはほぼ請け合いだろう。


 鈴木みのるのバックステージでのコメント……

 それはシュートなのかワークなのか、プロレスなのかそうでないのか判然としない、まさしく“プロレス”と呼ぶにふさわしい代物である。


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プロフィール

平 成敏

Author:平 成敏
1970年代生まれの男性。
認定ファシリティマネジャー、主に施設管理の仕事に従事。
プロレス、社会、歴史など、興味関心のある分野についてあまり脈絡にこだわらず書いていきます。(⇒プロレス以外の話題については、別ブログ【社会・ニュース・歴史編】をご覧ください。)

著作一覧(アマゾンkindle版)

ペペチール第三王朝の興亡:表紙 世界系統樹:表紙 尊敬なき社会(上):表紙 尊敬なき社会(下):表紙 表紙:『もうすぐ無人島になる瀬戸内の島へ』 ブログ販売欄掲載用

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