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長州力P興行短感-「伊橋剛太、オマエはダメだプロレスをやろうと思わない方がいい」

 サムライTVの生中継で、1.14後楽園ホール・長州力プロデュース大会を見た。

 まず不思議に思うのは、なぜNOAH濃度がこんなに高いのだろうということである。

 メインイベント以外の全ての試合にNOAH勢が揃っているのだが、いったい最近の長州とNOAHの間にどういう太いパイプがあるのだろう。

 それはともかく、例によって短く感想を。


【第1試合 中嶋勝彦 vs 奥田啓介】

 奥田啓介は、いまだIGF所属と紹介されている。

 そして解説でも言われていたが、もうまんま村上和成みたいな振る舞いである。

 マサ北宮がマサ斉藤の跡継ぎというなら、奥田啓介は村上和成二世を名乗ってもいいくらいである。

 しかし(そうなるとは思っていたが)、中嶋勝彦がバーティカルスパイクで勝利。


【第2試合 原田大輔&タダスケ vs アンドリュー・エベレッタ&ジェイ・ブラッドリー】

 勝利したエベレッタのシューティングスタープレスは、空中で脚をピンと伸ばす?という、見たこともない得意な型で抜群の印象を残す。

 しかし試合全体としては、原田&タダスケのラーテルズが「合わせてあげていた」という印象が強く残る。


【第3試合 杉浦貴&小川良成&REONA vs マイバッハ谷口&大原はじめ&吉田充宏】

 吉田充宏という選手は、茨城県のローカル団体「GJPプロレス」の代表だそうである。

 不勉強ながら、そんな団体と選手がいるとは初めて知った次第――

 しかしネットで見てみると、「GJP」とは「ごじゃっぺ」の略らしい。

 なるほど、ごじゃっぺプロレスというなら聞いたことがある。そう言ってくれればピンときたのだが……

 そしてこの試合、REONAが逆さ押さえ込みで吉田に勝利した。

 私はずいぶん長いことREONAの試合を見ていなかったのだが、なんだか見違えるように動きが良くなったように感じた。

 「男子三日逢わざれば刮目してこれを見るべし」と言うが、三日は極端にしても三ヶ月も見ていなければ、確かに成長する人はいるものだ。

 REONAがそういう男の一人だとすれば、喜ばしいことである。

(しかし父・藤波辰爾ほどの上を目指すなら、REONAというリングネームは変えた方がいいと思うが……)


 そしてマイバッハ谷口は「覚醒が待たれる未完の大器」と紹介されていたが――

 いったいいつ彼は覚醒するのか、「永遠の未完の大器」と言った方が正確になってしまうのではないか、と嫌でも感じてしまうところだ。


【第4試合 越中詩郎&AKIRA&齋藤彰俊(平成維震軍) vs 潮崎豪&クワイエット・ストーム&神谷英慶(豪腕ストロングス)】

 越中詩郎のヒップアタックは、本当に一生ものの技である。

 そして潮崎はそのヒップにチョップを叩き込むという「臀部チョップ」をやったのだが、これはなかなか面白い。

(あんまり効果はないようだったが……)

 最後は潮崎がゴーフラッシャーからショートレンジラリアットを喰らわせ、齋藤から勝利。


【第5試合 丸藤正道&鷹木信悟 vs 田中将斗&マサ北宮】

 丸藤の“サイコミュキック”(私の勝手な命名である)から不知火で、マサ北宮に勝利。

(⇒ 2016年8月23日記事:レスラー短感04-3 丸藤正道のチョップ、トラースキック、ガンダムのエルメス及びビットについて)

 
【第6試合 長州力&飯伏幸太&伊橋剛太 vs 藤波辰爾&TAKAみちのく&関本大介】

 このメンツで伊橋剛太に注目しない人というのは、まったくどうかしている。

 ただ、プロレスファンが100億人いるとして――

 このメンツなら当然に伊橋が負けることになるだろう、と思っていた人は100億人くらいいるはずである。

 しかし意外と言えば意外なことに、飯伏がカミゴェからシットダウンラストライドによってTAKAみちのくに勝利。

 よって、伊橋が勝利する側になってしまった(!)

 
 しかし、バックステージでの長州の伊橋への言葉は残酷なものであった。

(この長州が試合を終えてバックステージに座るまでの時間というのも、異様に短かったのだが……)

 「オマエはメインに出ちゃダメ」とか、

 「オマエはダメだ、プロレスやろうと思わない方がいい」とか――



 しかしこれも百億人のプロレスファンが思っただろうが、そんなこと初めからわかってたことではないか?

 伊橋のあの体型を見れば、プロレスを全然知らない人だって笑うに決まってるのである。


 そんなのは長州にも一目見ればわかってたことだろうに、それでもメインに据えたのである。

 だからこれは、これこそ「出来レース」と言うべきコメントかもしれない。

 伊橋剛太という体型のレスラーを、長州が(まして猪木なんかが)決して高評価するはずはない。

 しかしなぜか、長州は伊橋をメインに出すことを了承したばかりかコメントまで付けてあげたのである。

 もしこれが「飯伏が大会のメインに出る条件として、伊橋をパートナーにすることを長州に了承させた」ということであれば、これはもう飯伏と伊橋の絆はホンモノであると言わなければならない。

 あるいは66歳になった長州は、それくらいの「茶目っ気」を自分の試合に混ぜることを受け入れるほど“丸くなった”ということだろうか?


 できることなら長州には、大家健とか男色ディーノと同じリングに上がってみてほしいものである。

 それで長州が何と言うか、大家やディーノにも「オマエらダメだ、プロレスやろうと思わない方がいい」と言ってしまうのか、なかなか興味のあるところである……


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プロフィール

平 成敏

Author:平 成敏
1970年代生まれの男性。
認定ファシリティマネジャー、主に施設管理の仕事に従事。
プロレス、社会、歴史など、興味関心のある分野についてあまり脈絡にこだわらず書いていきます。(⇒プロレス以外の話題については、別ブログ【社会・ニュース・歴史編】をご覧ください。)

著作一覧(アマゾンkindle版)

ペペチール第三王朝の興亡:表紙 世界系統樹:表紙 尊敬なき社会(上):表紙 尊敬なき社会(下):表紙 表紙:『もうすぐ無人島になる瀬戸内の島へ』 ブログ販売欄掲載用

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