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RIZIN2017.12.29短感その2-堀口恭司は現代の初代タイガーマスクか?

【イリー・プロハースカ vs カール・アルブレックソン】

及び

【大塚隆史 vs カリッド・タハ】

 この2試合、どちらも圧倒的不利に見えた側の大逆転勝利である。(プロハースカ、大塚がそれぞれ勝利)

 最後まで見ていなければ、誰でもアルブレックソンとタハが(判定で)勝ったと思っただろう。

 それにしてもアルブレックソンというスウェーデンの金髪の若者、その髪型のせいでどう見ても「昔のアメリカの若手プロレスラー」に見えてしまう。(画像を検索されたい。)

 もしMMAというものがこの世になかったら、この人は間違いなくそういうプロレスラーそのものになっていただろう。



【石渡伸太郎 vs ケビン・ペッシ】

 石渡は現役のキング・オブ・パンクラシスト、ペッシは精悍な顔立ちの黒人である。

 石渡はパンクラス王者の名に恥じず、右フック一撃でペッシをKOしてみせた。


 
【イアン・マッコール vs マネル・ケイプ】

 マッコールはUFCでかなり強かった“髭男爵”、ケイプはアフリカはアンゴラ共和国(たぶん、ここ出身のMMA選手は日本では初)出身の“ハチャメチャ喧嘩好き黒人”。

 これもまた、どうもプロレスを思わせるキャラクター同士である。

 面白い試合になると期待していたのだが、結果はケイプの膝蹴りでマッコールが額を大量出血してドクターストップ、ケイプの勝利となった。  

 マッコールは髭男爵の陽気なキャラに似合わず、コーナーポストの前に四つん這いでうずくまって文字通り頭を抱えていたが、こんな負け方ではよほどショックだったろう。

 対するケイプはそんな気持ちには付き合わず一人喜びをあらわにし、まったく人を食った男である。

 こういう外国の男から見れば、やたら「リスペクト」にまみれた他の試合後の光景は、チャンチャラ奇妙に思えるのだろう……



【堀口恭司 vs ガブリエル・オリベイラ】

 今大会のメインイベントで、堀口恭司の圧勝に終わった。

 いやはや堀口の強さと速さは尋常ではなく、「見ろ、まるでオリベイラがデクの棒のようだ」と言いたくなるほどである。

 オリベイラはスラム街のストリートファイトで育ち、今はブラジルを中心に南米3つのMMA団体のベルトを巻く三冠王者である。

 身長も堀口165㎝に対し173㎝と、テレビ画面で見るだけで相当の身長差・体格差があった。

 こんな男が弱いはずがないのだが、しかし結果として何もできずになすすべもなく敗れたのだ。

 これは2年前の2015年12月31日のRIZIN大晦日大会で、当時DEEPメガトン級王者であったシング・心・ジャディブがヒョードルに惨敗したことを思い起こさせる。

(⇒ 2016年1月1日記事:RIZIN 12.31短感その2)
http://tairanaritoshi.blog.fc2.com/blog-entry-233.html


 堀口の速さは本当に衝撃的で、まさに他のファイターと(今までの他の人たちの試合と)レベルが違うというか次元が違うというか、あからさまに試合展開が異なっている。

 私はこれは、あの「初代タイガーマスク」に比すべき事件映像ではないかと感じたほどだ。

 もしこの試合の映像が全国地上波テレビで流れ、ちびっ子がそれを見ていたら、いっぺんで心を摑まれるのではないだろうか?


 そりゃこんな領域にプロレスラーがノコノコ上がっていけば、惨敗するのも当然である。

(しかし、それでも堀口が無敵・無敗ではないというところが、「上には上がある」ことを立証している。)


 堀口が21世紀の初代タイガーマスクなら、31日大晦日にバンタム級準決勝で対戦するマネル・ケイプは、21世紀のブラック・タイガーというところだろうか。

 思うに、これからのRIZIN男子部の軸は、「堀口恭司と那須川天心」になるような気がする。

 観客もRIZIN運営陣も、今日という今日は堀口恭司という男に驚嘆させられたことだろう……

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プロフィール

平 成敏

Author:平 成敏
1970年代生まれの男性。
認定ファシリティマネジャー、主に施設管理の仕事に従事。
プロレス、社会、歴史など、興味関心のある分野についてあまり脈絡にこだわらず書いていきます。(⇒プロレス以外の話題については、別ブログ【社会・ニュース・歴史編】をご覧ください。)

著作一覧(アマゾンkindle版)

ペペチール第三王朝の興亡:表紙 世界系統樹:表紙 尊敬なき社会(上):表紙 尊敬なき社会(下):表紙 表紙:『もうすぐ無人島になる瀬戸内の島へ』 ブログ販売欄掲載用

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