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デストロイヤー叙勲! 伝説の「vs力道山 リング真上から撮った四の字固め」写真

 プロレスファンにとっては寝耳に水の朗報である。

 11月3日、政府は平成29年秋の叙勲対象者を発表した。

 その中に何と、あのデストロイヤー(本名リチャード・ベイヤー。87歳)の名があったのだ。


 むろんというか叙勲理由は「プロレスの大スターだったから」ではなく、「日米の青少年交流に尽力したから」である。

 しかしもちろん、今回の叙勲対象者の中で最も注目を集める存在であることは間違いない。

 プロレスに全く興味がない人でも、叙勲者の中に「デストロイヤー」という名があったら、「これは何?」と思わずクリックしてしまいたくなるものだ。

 当然ニュース価値もあるから、さっそく産経新聞はアメリカ・ニューヨーク州でデストロイヤーのインタビューを取っている。

(⇒ 産経新聞2017年11月3日記事:平成29年秋の叙勲旭日双光章受章のデストロイヤーさんインタビュー 引退から24年、いまの生活は? 「力道山がナンバーワン」)


 それにしても力道山とデストロイヤーが戦った1963年(この年11月にケネディ大統領が暗殺され、その1ヶ月後に力道山が死んだ)と言えば――

 今のプロレスファンにとってははるか時の彼方である。

 まさに「往時茫々」である。(なにせ半世紀以上も前の話だ。)

 それでもデストロイヤーの名には、いまだに人にクリックさせる力がある。その知名度は、プロレス界の外でもまだ死んではいない。

 これは驚くべきことでもあり、喜ぶべきことでもある。
  

 ところで上記インタビュー記事はそんなに長くもないのだが、面白い記述が満載である。


●当時のニューヨーク州では、覆面して試合をすることが許されていなかった。

●来日する際は、2001年のアメリカ同時多発テロが起きるまでは、マスク姿で空港の入国審査を受けていた。

●ウール製のマスクは付け心地が悪い。

 別のレスラーからマスクを借りたら、そのまま食事ができるほど快適だった。それは女性用のガードルだった。

 すぐに妻とデパートに買いに出かけ、売り場で女性用のガードルを頭からかぶった。みんなが自分を見にやってきた。



 そして、今のプロレスについては――


●「私は、プロフェッショナルなレスラーであることを常に心がけてきた。

  観戦する人に、そういう印象を与えることに努めていた。

  ただ、今のレスラーは、本来のレスリングをしているとは思えない。

  レスリングは単純な試合だ。

  ただ、ヘッドロックやトーロックをかけて格闘することだ。

  レスラーが椅子で頭を殴っても、私は興奮しないよ」



 何だか時期的に、大仁田厚へのメッセージに聞こえてしまうのは仕方ないことである。

(10月31日の引退試合では、大仁田はいつにも増してNOSAWA論外の頭を椅子で叩きまくっていた。)


 また「自分がプロフェッショナルなレスラーであることを、観客に印象づけることに努めていた」というのも、何だか意味深な意味がありそうではないか。


 さて、叙勲となれば皇居での天皇陛下への拝謁があるのだが――

 「日本人の前ではマスクは脱がない」と断言している以上、もしかしてデストロイヤーはマスクを着けて拝謁するのだろうか?

 もしそんなことになれば、(これは調べないでもわかることだが)デストロイヤーは日本史上初めて、覆面をかぶって天皇に拝謁した人間ということになる。


 これって、ザ・グレート・サスケが県議会議員時代、マスクをかぶったまま県議会に出ていたのを凌ぐ「快挙」である。

 はたして宮内庁がこんなことを受け入れるのか定かではないが、しかしデストロイヤーには特例として許すことになるのだろう。

 何と言っても「マスクを脱がなきゃ拝謁は許さん」などと言えば、天皇も宮内庁も狭量だとして評判を落とすからである。 


 最後に、デストロイヤーと言えば力道山、力道山vsデストロイヤーといえば――

 あの、「四の字固めを真上から写した写真」である。

 おそらく「力道山」で画像検索したことがあるならば、誰もが必ず目にしたことがあるはずの写真である。 

 これは本当に印象的で、写真というものの力をものすごく感じさせる傑作だと思う。

 そしてなぜ現代のプロレスではこういう「真上からの映像」を映すことが滅多にないのか、非常に疑問にも思わせる。


 デストロイヤーの叙勲を祝して、以下にこの写真群を掲げる。

20171103力道山vsデストロイヤー1

20171103力道山vsデストロイヤー2

20171103力道山vsデストロイヤー3

20171103力道山vsデストロイヤー4

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プロフィール

平 成敏

Author:平 成敏
1970年代生まれの男性。
認定ファシリティマネジャー、主に施設管理の仕事に従事。
プロレス、社会、歴史など、興味関心のある分野についてあまり脈絡にこだわらず書いていきます。(⇒プロレス以外の話題については、別ブログ【社会・ニュース・歴史編】をご覧ください。)

著作一覧(アマゾンkindle版)

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