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セガールvsフォアマンのスーパーファイト-21世紀の猪木vsアリ戦?

 これはビックリニュースである。

 元プロボクシング世界ヘビー級王者にしてオリンピック金メダリストのジョージ・フォアマン(68歳)が――

 世界的アクション俳優で合気道7段でもあるあのスティーブン・セガール(65歳)に、格闘技戦を要求したというのだ。


(⇒ 日刊スポーツ2017年10月4日記事:フォアマン68歳の挑戦、65歳セガールに対戦要求)


 フォアマンは「自分はもちろんボクシングで、セガールの方は何でもいい」と言っているから、これは「ボクシングvs合気道」の異種格闘技戦ということになるのだろうか。

 それにしてもいったいこんな対戦カード、世界中の誰が想像していただろう。

 両者がすでに老年であるという点は画竜点睛を欠くものの、これはまるで「モハメド・アリvsブルース・リー」のようなものである。


 もしこの両者が今も生きていて「アリがリーに対戦要求、そして実現」なんてことにでもなったら――

 それはまさに2015年5月2日の「パッキャオvsメイウェザー」(メイウェザーの判定勝ち)、

 2017年8月26日の「メイウェザーvsマクレガー(総合格闘家)」(メイウェザーのTKO勝ち)を、

 ネームバリューではるかに上回る超ビッグファイトということになる。

 それはつまり、両者の受け取るファイトマネーやPPVの売上が何百億円にも及ぶということでもある。


(⇒ 2015年5月5日記事:「世紀の一戦」メイウェザーvsパッキャオとボクシングバブル、茶器バブル、チューリップバブル)


 もちろん「真面目な」格闘技ファン・MMAファンからは絶対にまともな試合と見られることはないのだが、それはそれだけの話であって、やはり世間は名も知らぬ格闘家同士の真剣勝負なんかより、こういう茶番劇の方を見たいと思うに決まっている。

 ところで、フォアマンがなぜ唐突にセガールへ対戦要求なんてしたのかは、私にもまだよくわからない。

 セガールが(特に日本では)「人類最強」とかたとえ冗談半分にでももてはやされていることや、セガールが昨年にロシア国籍になったことなどが関係しているのだろうか?

 それにしてもフォアマンは、まさにあのモハメド・アリと1974年10月30日にザイール首都キンシャサで対戦し――

 「ロープに背中を預けてダメージを吸収、隙を見て反撃に転じる」という「ロープ・ア・ドープ」戦術によってアリに敗北し、プロ初黒星&王座転落することになった「キンシャサの奇跡」の当事者である。

 そしてまた、1977年に28歳で引退しながら長いブランクを経て復帰し、何と1994年に45歳にして20年ぶりの世界ヘビー級王座奪還を成し遂げた驚異的な人物でもある。

(この点、ある意味アリ以上、マイク・タイソン以上の選手ではなかろうか。)


 対するセガールは、むろんMMAファンから見れば、アントニオ猪木らプロレスラー同様いやそれ以下の“格闘演劇家・格闘役者”に過ぎない。

 しかしその役者の方が、ほとんど全ての他の格闘家たちよりはるかに集客力がある……



 ところで、もし本当に両者が闘ったらどちらが勝つのだろうか。

 フォアマンの身長は192cm、セガールの身長は193cmでほとんど同じ。(今の体重はわからない。)

 フォアマンの方はもちろん挑戦してきた側なので、トレーニングはしているだろう。

 一方のセガールはそれはトレーニングはしているだろうが、それが殺陣のためでなく本当の格闘対戦向きのものであるかは不明である。

 しかしもちろん、フォアマンのリスクは少なくセガールのリスクは大きい。

 フォアマンが負けたからって「いまだ血気盛んな年寄りが無茶した」で済むと思うが、セガールがもしワンパンチで負けでもしたら、もう次の映画は上がったりである。

(しかし年齢的に、そろそろアクション俳優は卒業してもいいはずだが……)

 ただ、そうは言っても、得られるだろうファイトマネーの誘惑は、リスクよりずっと大きく感じられるかもしれない……


 この2人が万一本当に対戦するとなれば、それは私だってミーハーだの何だの言われようが見てみたい。

 それに体格的に見れば、けっこう好勝負になりそうな気もする。

 68歳と65歳が格闘技のリングの上で本気で対戦するなんて、「真の」格闘技ファンからすればジョークや冒涜としか受け止められないことだろう。

 しかしプロレスのリングでは、そんなことは日常茶飯事的に起こっている。

 ミル・マスカラスなんて、75歳の今でもリング上でフライング・クロスチョップを見せている。

 60代の藤原喜明も藤波辰爾も、今でもリング上で闘ってほとんどいつも勝っている。


 時代はやっと、プロレスに追いついてきたのだと言えないこともないだろう……

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プロフィール

平 成敏

Author:平 成敏
1970年代生まれの男性。
認定ファシリティマネジャー、主に施設管理の仕事に従事。
プロレス、社会、歴史など、興味関心のある分野についてあまり脈絡にこだわらず書いていきます。(⇒プロレス以外の話題については、別ブログ【社会・ニュース・歴史編】をご覧ください。)

著作一覧(アマゾンkindle版)

ペペチール第三王朝の興亡:表紙 世界系統樹:表紙 尊敬なき社会(上):表紙 尊敬なき社会(下):表紙 表紙:『もうすぐ無人島になる瀬戸内の島へ』 ブログ販売欄掲載用

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