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全日本8.27両国大会、宮原健斗の三冠返り咲きと諏訪魔vs小島聡の不可解

 サムライTVで、8.27全日本プロレス創立45周年記念大会(両国国技館)の生中継を少しだけ見た。

(最近は他のことで忙しいのだ。)

 しかし今の全日本、ダークマッチながら女子プロレス、しかもアクトレスガールズの試合をビッグマッチでやるようになったのである。

 ジャイアント馬場が生きていればどう思ったろう、などと非難めかして言うつもりは全くないが、時代はやはり変わるものだ。


 これも全日本が、プロレス界を二分していたかつての超大国ではなく、いわば「普通のプロレス団体」に変貌したことの表れだろう。

 全日本は新日本より大日本・DDTの方に近づいており、それは必ずしも悪いことではない。(環境への適応である。)


 メインイベントの三冠ヘビー級選手権試合は、全王者・宮原健斗が“インディー王者”石川修司を破り、3ヶ月ぶりに王座を奪回した。

 石川修司の三冠王者時代はわずか3ヶ月(5月21日~8月27日)だったのだが、しかし短命政権ながら充分に「強い王者」のイメージを残したと思う。

 そして宮原健斗のメインイベント勝利後のパフォーマンスが復活したのだが……

 どうも彼、ますます「全日本の棚橋弘至」に見えてくるようになった。

(もっと正確に言えば、棚橋弘至とKENSOが混ざったようなパフォーマンスだ。)


 やはり全日本は、宮原健斗に期待と重責を賭けようとしているようである。

 それはまるで、新日本を暗黒時代から抜け出させた功労者である棚橋弘至の再来を狙っているかのように思える。


 少し前まで言われていた“諏訪魔全日本”というフレーズは聞かれなくなり、結局諏訪魔は全日本の象徴になることなく、宮原に抜かれてしまったように見える。

(そして宮原と棚橋は、それほど大きな肉体を持っていないことで共通している。)


 さて、その諏訪魔と“因縁の相手”である小島聡が戦ったセミファイナルだが――

 なんとなんと、諏訪魔が負けてしまったのである。


 この試合、誰がどう考えても諏訪魔が勝つはずであった。

 諏訪魔が勝って当然であり、それゆえにプロレスファンの興味度は低いはずの試合だった。

 なにせ小島はつい先日まで行われていた新日本のG1クライマックスで、1勝8敗という絶望的な成績だった選手である。


 これで諏訪魔が負けたらどうすんの? もう終わりじゃない!

 ――と、誰もが思っていたはずである。

 結果その予想は、完全に裏切られた形になる。

 もちろん敗因は試合開始前のジョー・ドーリングによる乱入で諏訪魔が痛めつけられたことにあるが――

 それは諏訪魔を「合理的に」負かすための仕掛けであるということぐらい、ちょっと年数の長いプロレスファンなら容易に感づく(理解する)ことのはずである。

 全日本プロレスも、それくらいのことは当然わかっているはずである。


 なのにあえて、こんな仕掛けをするとは……

 しかも試合自体、何ともショボいというか低空飛行の内容というか、最後に小島のラリアットを諏訪魔が返せず負けたとき、会場からは「えー―――!?」という声が飛んできたのも無理からぬ話だ。

 いったい諏訪魔は、どこに行くことになるのだろう。

 全日本は、諏訪魔をどうしようとしているのだろう。

 この試合はいわば、“衝撃度のない”謎試合である……

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プロフィール

平 成敏

Author:平 成敏
1970年代生まれの男性。
認定ファシリティマネジャー、主に施設管理の仕事に従事。
プロレス、社会、歴史など、興味関心のある分野についてあまり脈絡にこだわらず書いていきます。(⇒プロレス以外の話題については、別ブログ【社会・ニュース・歴史編】をご覧ください。)

著作一覧(アマゾンkindle版)

ペペチール第三王朝の興亡:表紙 世界系統樹:表紙 尊敬なき社会(上):表紙 尊敬なき社会(下):表紙 表紙:『もうすぐ無人島になる瀬戸内の島へ』 ブログ販売欄掲載用

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