7月17日(月・祝)は、「プロレスの日」と思えるほどビッグマッチが重なっている。
大日本プロレスでは年間最大ビッグマッチ「両国譚」、新日本プロレスではGIクライマックス開幕戦、全日本プロレスでは石川修司vs諏訪魔の三冠戦―― と、その前日の16日には「電流爆破夏祭りin横浜」(大仁田厚の自主興行)において、当の諏訪魔&青木篤志&KIYOSHIが、大仁田厚&雷神矢口&リッキー・フジと電流爆破バット戦を行った。 諏訪魔は爆破を被弾したものの、自らリッキー・フジを爆破バットで撃ち抜き勝利。
しかし特別レフェリーのケンドー・カシンがなぜか大仁田の手を上げて勝者扱いし、あげくに「文句があるなら8月27日の全日本・両国大会で再戦だ」などと言い始めた。
おそらくプロレスファンの多くは、ケンドー・カシンがレフェリーをすると聞いた時点で薄々こうなると予感していただろう。
それはともかく、ついに諏訪魔が――いや全日本の選手が、初めて電流爆破戦に足を踏み入れた記念すべき日である。
だが、私は以前の記事でも書いたのだが……
(⇒ 2017年5月29日記事:諏訪魔、電流爆破を受諾-「電流爆破はレスラーのたしなみ」?) 正直この「事件」、プロレスマスコミの中ですらベタ記事扱いになっていないだろうか?
やはり、大仁田厚は電流爆破をやり過ぎである。 電流爆破を経験した選手は決まって「ダメージが凄かった。あんなに凄いとは……」と言うもので、今回の諏訪魔も例外ではなかった。
(⇒ 東スポweb 2017年7月16日記事:諏訪魔 初の電流爆破戦で大仁田組撃破もレフェリー・カシンの謎ジャッジで混乱) しかし大仁田が(NOSAWA論外や長与千種もだが)あれほど頻繁に電流爆破に出ているということ自体が、「実は電流爆破って、そんなにダメージないんじゃないか」と人に思わせることに繋がっている――と思わないではいられない。 別に予言者でなくたって、来週号の週刊プロレス表紙が「諏訪魔vs大仁田」の電流爆破戦にならないだろうことはわかる。
(大仁田が10月31日に引退するとわかっているにしても、せめてG1も中盤の7月末頃にやったなら、表紙のチャンスはあっただろう。)
この流れで行くと、どうも8月27日の全日本・両国大会では――
バットではなく“正式”の、「ノーロープ有刺鉄線電流爆破マッチ」が行われる気配が濃厚である。
果たしてそれが、1ヶ月前に同じ両国国技館で行われた大日本の両国譚以上のインパクトをファンに与えることができるか……
諏訪魔にとっての試練度は、三冠戦挑戦よりむしろこっちの方が大きいだろう。
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