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新日本「狂人キャラの系譜」とファレのグラネード廃止論

 サムライTVでは、4月22日と23日の新日本・後楽園ホール大会を2日連続生中継した。

 見て感じたことを短く書く。


1 高橋ヒロムの狂人キャラ化-新日本「狂人キャラ」の系譜

 22日の高橋ヒロムは、自分と(次期IWGPジュニアヘビー王座挑戦者)リコシェの名をそれぞれローマ字で書いた2体の人形を持って入場してきた。

 次の日23日の試合前バックステージインタビュー(清野茂樹アナとミラノコレクションAT氏による)では、人形の文字はカタカナに変わり、高橋ヒロムは床にかがみ込んで猫のマネをして人形で遊んでいた。

(人形を舐め回すまでには至らなかったのは、まだしもというべきか――)


 以前から「ベルトと話をする」奇行で注目を集めていた彼だが、なんだか一線を越えてしまったような狂人キャラ化ぶりである。

 これで高橋ヒロムも、飯塚高史、ヒデオ・サイトーといった2010年代の新日本「狂人キャラの系譜」に連なったわけだ。

 しかしなぜ近年の新日本に限って、こういうキャラが輩出されるのだろうか。

 こういうキャラは大日本やDDTやフリーダムズでこそ続々発生しそうなものだが、意外とそうでもない。

 日本で最大のプロレス団体において狂人キャラの系譜が途切れなく続いているというのは、プロレス界七不思議の一つ――

 とまでは言えないが、地味に不思議なことである。


2 バッドラック・ファレの新必殺技はツームストンドライバーになった

 22日の大会ではツームストンドライバーでオカダ・カズチカをKO、翌23日には同じ技でYOSHI-HASHIをKO。

 次期IWGPヘビー王座挑戦者バッドラック・ファレの新必殺技がツームストンドライバーになったことを、見る人に印象づける結果となった。

 私はこれ、いいことだと思っている。(ただ、いささか落とし方がそっと優しいように見えるのは問題だと思うが……)

 なぜなら従来のフィニッシュホールド――

 バッドラックフォールはいいとして、グラネードの方は近年稀に見る説得力のない技だと思うからである。

 グラネードは相手の喉(顎)を片手で掴んで体を持ち上げ、手を離して落ちる相手の喉笛をもう片方の手の親指で突く技である。

 しかしながら見る人誰でも感じるように、受ける方の相手が自ら進んでピョンと飛んでいることは目に明らかだ。

 そして、本当に親指が喉笛に当たっているかも実に怪しい。 
 
 なぜこれをファレと新日本が決め技として選び、使っているのか、理解に苦しむレベルと言って過言ではない。


(と、みなさん思いませんか?)

 せっかく“デカい選手がやると破壊力倍増”のツームストンドライバーを観客に認知させたのだから、これからはバッドラックフォールとの二本立てで行くことにし、グラネードは廃止した方がいいのではないか。

 仮に5月3日のレスリングどんたくでファレがオカダを破り王座戴冠になるにしても、その決め技がグラネードだというのでは、見ている側も納得できまい。

 「プロレス技は相手の協力がなければできない」というのは一般世間の“常識”なのだが、いかにそんな常識に反発する熱心・強固なプロレスファンでも、グラネードを例に出されては沈黙せざるを得ないだろうから……

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プロフィール

平 成敏

Author:平 成敏
1970年代生まれの男性。
認定ファシリティマネジャー、主に施設管理の仕事に従事。
プロレス、社会、歴史など、興味関心のある分野についてあまり脈絡にこだわらず書いていきます。(⇒プロレス以外の話題については、別ブログ【社会・ニュース・歴史編】をご覧ください。)

著作一覧(アマゾンkindle版)

ペペチール第三王朝の興亡:表紙 世界系統樹:表紙 尊敬なき社会(上):表紙 尊敬なき社会(下):表紙

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