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櫻井康雄(原康史)氏、プロレス史の生き証人死去

 4月10日、櫻井康雄氏が死去した。享年80歳。

 櫻井氏は元東京スポーツ新聞社取締役編集局長、そして何より“金曜夜8時”時代の「ワールドプロレスリング」解説者を長年務めたことで有名である。

 もう一つ印象深いのは、そういう要職にありながら“原康史”のペンネームで『激録・力道山』『激録・馬場と猪木』なるプロレス本を何冊も出しているほか――

 『激録・日本大戦争』という39巻もの歴史本シリーズを(新聞連載して)出版していることだろう。

 東京スポーツの部長・局長と言えばそれだけで相当忙しいと思うのだが、この筆力は並大抵のものではない。

 よくそんな時間を作り、よくそんなに書けたものだと感服する。

 ちなみに『激録・日本大戦争』は古本屋で(さすがに全巻揃いではないが)ちょくちょく見かけることがあり、それも高い確率で1冊100円~108円程度で売っているので、見かけたら買っておくことをお勧めする。

(私もバラバラで買ってはいるのだが、残念ながら積ん読状態だ。)

 金曜夜8時の象徴の一人であった櫻井氏の死去は、旧全日本ファンにとっての竹内宏介氏(1946-2012。元日本スポーツ出版社代表取締役社長、全日本プロレス中継解説者、週刊ゴング編集長)の死去と同等の寂しさを感じるものだろう。

 年齢的には「若すぎる死」とは言えないものの、もっと『Gスピリッツ』などの雑誌で昔のことを語ってほしかった。

 そして、口述筆記の形でも回想録のようなものを残してほしかった。

 プロレス史の生き証人の逝去に、謹んで御冥福をお祈りします。

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プロフィール

平 成敏

Author:平 成敏
1970年代生まれの男性。
認定ファシリティマネジャー、主に施設管理の仕事に従事。
プロレス、社会、歴史など、興味関心のある分野についてあまり脈絡にこだわらず書いていきます。(⇒プロレス以外の話題については、別ブログ【社会・ニュース・歴史編】をご覧ください。)

著作一覧(アマゾンkindle版)

ペペチール第三王朝の興亡:表紙 世界系統樹:表紙 尊敬なき社会(上):表紙 尊敬なき社会(下):表紙

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