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新日本2017.1.4東京ドーム オカダとケニーの四天王プロレス?

 スカパーのテレ朝チャンネルで、新日本1月4日東京ドーム大会の生中継を見た――

 しかし何とメインイベントのクライマックスで番組が終了してしまったため、新日本プロレスワールドで続きを見ることになった。

(これ、スカパーしか契約していない人は「何ぃぃぃ」と思わずにいられなかったろう。)

 正直今回の東京ドームは、カード的にはさして関心を引くものではなかったと思う。

 しかもまだ全試合を観たわけではないのだが、印象に残ったことについていくつか書く。


1 KUSHIDA vs 高橋ヒロム(IWGPジュニアヘビー級選手権試合)

 高橋ヒロムが勝ち、ジュニアヘビー級王座を奪取した。

 いやとにかく、彼は表情が最高である。

 そしてあの「場外セントーン」という技――

 プロレスを見ていると「これ絶対、食らった側よりかけた方がダメージ深いだろ」と思う技に多々出会うが、これはその最高峰ではあるまいか。


(決して茶化すつもりはないのだが、どうしてもこういう書き方になってしまう。)


2 内藤哲也 vs 棚橋弘至(セミファイナル。IWGPインターコンチネンタル選手権試合)

 内藤が勝ち、王座防衛。

 いつも後出しジャンケンのようで大変恐縮だが、ヒロムがジュニア王座を奪取することも、なんとなく予想はついていた。 

(KUSHIDAが勝っても変化がない。)


 しかしわからなかったのが、この試合である。

 そして試合を見ていて強く感じたのは、この二人が極めて似通ったタイプの選手であるということだ。

 いまさらそんなこと思うのか、と思われる方も多いだろうが……

 昨年の棚橋の不調は内藤の興隆とトレードオフ関係にある――

 それこそ「両雄並び立たず」の関係にあるからこその現象ではないか、と思えるほどなのだ。

 とにかく棚橋は、ますます「落日のエース」の感を強くしたことになる。

 新日本の中で棚橋がどうなるのか、新日本は棚橋をどう位置づけようとしているのか。

 内藤というムーブの酷似したニューヒーローがいる中で、棚橋が今後どうなっていくのかは、今年のプロレス界でけっこうな注目点ではないかと思える。


3 オカダ・カズチカ vs ケニー・オメガ(メインイベント。IWGPヘビー級選手権試合)

 オカダが勝って王座防衛。

 オカダの入場時に吹き上がる「レインメーカー・ドル」の札が、いつにも増して濃度が濃かったのは、私の気のせいだろうか。

 正直言って中盤は中だるみ(退屈)したが、それも無理はない。

 何とこの試合、46分45秒も続いていたらしいのだ。(実況アナの連呼による。)

 しかし、後半は確かに危険なまでの激闘だった。

 ケニーが場外に投げられて長テーブルを破壊したシーンがあったが、その壊れ方は凄まじいというかちょっと稀に見る壊れ方だった。

 そしてケニーがコーナーポストから放った雪崩式ドラゴンスープレックスを頂点とした、頭から落とす技の連続――

(この技で、オカダは見間違いようもなく本当に頭から落ちていた。一種の残酷映像である。)

 私もそうだが多くのプロレスファンの脳裏には、「四天王プロレス」という言葉がよぎったに違いない。

 なるほど、頭から落ちる技を見て四天王プロレスを連想するのは、脊髄反射と言うべきかもしれない。

 それで三沢光晴の最期を連想するのは、飛躍というものかもしれない。

 しかしやっぱり、連想がそういう風につながってしまうのである。


 プロレスが、プロレスラーが凄いと思ってもらえるようにするには、やはり四天王プロレスに還るしかないのだろうか。

 日本のプロレスがWWEに対抗しようとすれば、四天王プロレスの方向に行くしかないのだろうか。


(WWEではパイルドライバーさえ禁止技らしい。日本のプロレスでのパイルドライバーで本当に頭がマットに当たっているのは、私の印象では3~4割程度なのだが。)

 確かに私も、あれほど頭から落ちてなお試合を続け、試合後のマイクパフォーマンスもいつも通りやるオカダに対して「凄い」と思わざるを得ないのだが――

 結局日本のプロレスが世界に対して差別化・アピールする手段は四天王プロレスをやることなのかと思うと、次の悲劇が待っているような気がしてならないのである。

 新年からやや不吉なことを書いてしまって申し訳ないが――

 そして、不吉な予言者(別に予言者であるわけではないが)は嫌われるとわかってはいるのだが――

 しかし、思ったことは仕方ないので書いておいた。

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プロフィール

平 成敏

Author:平 成敏
1970年代生まれの男性。
認定ファシリティマネジャー、主に施設管理の仕事に従事。
プロレス、社会、歴史など、興味関心のある分野についてあまり脈絡にこだわらず書いていきます。(⇒プロレス以外の話題については、別ブログ【社会・ニュース・歴史編】をご覧ください。)

著作一覧(アマゾンkindle版)

ペペチール第三王朝の興亡:表紙 世界系統樹:表紙 尊敬なき社会(上):表紙 尊敬なき社会(下):表紙

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