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鈴木軍とは何だったのか 新生NOAHと鈴木軍の今後

 最近忙しい上に体調が悪く、ブログを更新することができなかった。

 その中で12月9日(金)にサムライTVで録画放送された、NOAH12月2日(後楽園ホール大会)・12月3日(ディファ有明大会)を見た。

 しかしまぁ、NOAHにとってこんな重要な大会が日テレG+で生中継はおろか録画中継もされないというのは、日テレにとってNOAHがいかに重要でなくなったかを如実に示している。

(日テレG+がNOAHの大会を放送するのは、もはや月1回に限定されている。)


 結局鈴木軍はこの2大会に全敗を喫し、NOAHマットから完全撤退することになったようだ。

 大ボスである鈴木みのるは2日・3日ともメインイベンターを務め、2日は中嶋勝彦(GHCヘビー級王者)、3日は(前日に裏切った)杉浦貴と、ともに30分を超えるシングルマッチを戦った。

 その姿は、確かに凄絶と言えるものだった。

(ただ、杉浦貴との試合はどうやっても単調な展開になるという宿命は克服できなかったように見えた。)

 さて、何でもそうなのだが、終わるときは「え、これで終わり?」と思ってしまうものである。

 はたして鈴木軍がNOAHマットにいた2年間は、何だったのだろう。

 正確には、NOAHにとって何が残ったのだろう。

 一つ言えそうなのは、NOAHの選手陣には、この2年間で伸びた人と伸びない人との明暗がくっきり分かれたことである。


 3日のGHCヘビー級タッグ選手権でようやく王座に就いたものの、潮崎豪とマイバッハ谷口が「伸びなかった人」――「残念賞」に該当することに異論を唱える人は、そう多くないだろう。

 逆に伸びた人の代表格は、何と言ってもマサ北宮である。

 9月23日には杉浦貴のGHCヘビー級王座に挑戦し敗北、11月23日にはグローバルタッグリーグ決勝戦で鈴木みのるに敗れ準優勝、そしてこの12月24日にはGHCヘビー級王者・中嶋勝彦に挑戦する。

 このチャンスの与えられ具合は、近年稀に見るものであると言わねばならない。

 しかし最近の週刊プロレスでのNOAH新会長・内田雅之氏のインタビューでは、内田氏がNOAHの事業を譲り受けることを決意したのはマサ北宮の試合ぶりを見たからだという――

 まるで新日本におけるオカダ・カズチカのような、いやそれ以上のウェイトではないか。


 とはいえ私には、内田氏が「マサ北宮推し」になる気持ちもわかる気がする。

 まだマサ北宮が北宮光洋で新人選手だったとき(まだ日テレG+は頻繁にNOAHの放送をやっていた)から見ているが、「こんな体格の人がいつも負けるのは、おかしいのではないか」とよく思っていたものだ。

 それはともかく、マサ北宮・中嶋勝彦・清宮海斗らのまだ若い選手らが、鈴木軍なき後の(直近未来の)NOAHの中核となるのは間違いない。

 どうもずいぶん遅ればせながら、NOAHの若年選手層抜擢が始まってきたようで良い傾向である。


 そしてもちろん鈴木軍の行方も気になるところだが、予想をすると大外れしそうなので止めておこう。

 鈴木軍はそのまんま新団体を旗揚げできそうな陣容を備えているものの、やはり団体ではない傭兵集団の悲しさ――

 どこへ行ってもどこで暴れても、結局は今回のNOAHでのように撤退する結末になってしまう。

 また、これだけNOAHで長期間活動しまくってしまえば、他の団体でそれを超えるインパクトをもたらすのは容易ではない。


(そして、そんなにまでの活動を許したり求めたりする団体もないだろう。やはりあれは、危機の断崖的状況にあったNOAHなればこそ可能だったのだろう。)


 しかしやはり、これほどの集団が自然解散するのはもったいないとも思える――

 はたして鈴木みのるに、パンクラスに次ぐ「新団体旗揚げ」を期待するのは現実離れしているだろうか?

 不発に終わったNOAHでの「時限爆弾」の代わりに、その方がはるかに時限爆弾の炸裂にふさわしいと思えるのだが……


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プロフィール

平 成敏

Author:平 成敏
1970年代生まれの男性。
認定ファシリティマネジャー、主に施設管理の仕事に従事。
プロレス、社会、歴史など、興味関心のある分野についてあまり脈絡にこだわらず書いていきます。(⇒プロレス以外の話題については、別ブログ【社会・ニュース・歴史編】をご覧ください。)

著作一覧(アマゾンkindle版)

ペペチール第三王朝の興亡:表紙 世界系統樹:表紙 尊敬なき社会(上):表紙 尊敬なき社会(下):表紙

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