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仙女10.16仙台サンプラザホール短感 仙女三銃士について

 サムライTVの録画中継で、センダイガールズ10月16日・仙台サンプラザホール大会を見た。

 この大会のメインイベントで橋本千紘が里村明衣子を破り新王者に輝いたことについて、先日短い記事を書いている。

(⇒ 2016年10月18日記事:橋本千紘の戴冠について一言)

 録画中継はまず、カサンドラ宮城のリング上ライブ(この日が彼女のCDリリース日。曲名は「不不不・・・」)で始まったのだが、この件についてはノーコメントとしておく。

(まあ、何というか、そんな上手いとは思えなかったのだが……しかし、彼女が度胸の人だということは伝わってきた。)

 それにしても彼女は、確かに仙女に大きく貢献していると思う。

 河北新報の10月5日記事には「チョップ炸裂 市役所に懺悔の声響く」と題して、10月4日に仙女一同が仙台市役所を訪問したことが書かれているのだが――

 そもそもこれ、市議会の「スポーツ市議の会」が開いた激励会に出席するためだったとのこと。

 全国の市議会で似たようなこと、例えばプロ野球・プロサッカー・プロバスケの選手を招くことは行なわれているだろうが、プロレスラーを呼ぶなんてなかなか聞かないことである。

(もっとも、首長と面会・歓談したなどという記事はちょくちょく見る。)

 仙女が仙台のプロスポーツのれっきとした一員として認知されているというのは、まんざら誇張ではないのかもしれない。


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 河北新報の記事はいずれ消えるだろうから書いておくと――

 カサンドラ宮城は「相手の懺悔を自分の力に変える必殺技」を披露し、先輩市議に背中を押された若手市議が「妻の里帰り中に飲み歩いた」と懺悔すると、チョップを3発浴びせて彼を半べそ状態にしたそうだ。(先輩市議らは大喜びしたとのこと。)

 新聞のニュースには気の滅入るもの・深刻なものばかりではなく、こんなのもあるのだ。これは大事なことである。


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 それはともかく、カサンドラの試合ぶりが思った以上に素晴らしかったのには少々驚いた。

 これは確かに、1年前に変身した時に比べれば段違いの向上である。

 ただ、新王者となった橋本に挑戦表明したときの会場の雰囲気は、明らかに大盛り上がりというわけではなかった。

 それはまあ、里村vs橋本の戦いに割って入るほどの実力・説得力があると思われていにのは確実なので、仕方のないことだろう。


 もう一人、この大会からリングネームを「岩田美香」から変更した「白姫美叶(しらひめ みか)」だが――

 第1試合のシングルマッチと第3試合の6人タッグに臨んだものの、いずれも敗戦。

 しかし新リングネームはむろんのこと、対戦カード表示のバック写真の写り方(体は斜めに、顔は正面を向いている構図)といい、とことん「美人」を強調する役どころである。


 さて肝心の新王者・橋本千紘だが――

 里村との試合を見て感じたのは、里村が典型的なキック主体の選手なのに対し、徹底的なまでにキック(足技)を使わないという好対照な選手であることだ。

 ドロップキックはもちろんのこと、プロレスラーなら誰でも使うストンピングすらやっていなかったのではなかったろうか?

 曙や浜亮太という超巨漢でも足技を使う。(ロープを両手で握って、相手の体を踏みつけるという形で)

 関本大介のような筋肉超人でも延髄切りを使う。(前にも書いたことがあるが、私はその意外性が好きである。)

 それに比べても橋本の、足技の使わなさは徹底している。

 UWF以来のプロレスはしばしば「打・投・極」の3本柱と言われるが――

 そして獣神サンダー・ライガーなどは、「今の選手は何でもできる。何でもできなきゃダメになっている」と言っているが――

 橋本の場合、「打」や「極(関節技)」はほとんど捨てているように感じられる。

(張り手こそ盛んに使っていたが、あれは格闘技的な見方では「打」のうちに入るまい。関節技については、腕ひしぎ逆十字を一度だけ?使っていた。)

 
 それが(女子プロレス界ではごくごく珍しい)アマレス出身者・実力者という属性を強調するための演出だとしても、非常に興味深い特化の仕方である。
 
 ほとんど「投」と「寝技」と「タックル」しかやらないアマレス流の、ずんぐりむっくり型の選手が頂点の一角に立つなどということは、少なくとも最近の女子プロレス界ではなかったことだ。

 果たしてこれから橋本が、「打・極」を身に着けてオールマイティーな選手になっていくのか(本人がそれを目指すのか)、

 それともこのまま、アマレスの血筋を誰にでも感じさせる選手であり続けるのか(本人もそう望むのか)、

 なんだか進化論的な見方からも、とても注目したいのである。

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プロフィール

平 成敏

Author:平 成敏
1970年代生まれの男性。
認定ファシリティマネジャー、主に施設管理の仕事に従事。
プロレス、社会、歴史など、興味関心のある分野についてあまり脈絡にこだわらず書いていきます。(⇒プロレス以外の話題については、別ブログ【社会・ニュース・歴史編】をご覧ください。)

著作一覧(アマゾンkindle版)

ペペチール第三王朝の興亡:表紙 世界系統樹:表紙 尊敬なき社会(上):表紙 尊敬なき社会(下):表紙

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