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10.10新日本・両国大会短感、及び不知火とレインメーカーについて

 10月10日、新日本・両国国技館大会を、スカパーのテレ朝チャンネル生放送で見た。

 相変わらず呆れるほど高レベルの試合が続いたのだったが、短く感想を述べてみよう。


(1) ヨシタツとボーン・ソルジャー(元キャプテン・ニュージャパン)の出場はなし

  あのキャプテン・ニュージャパン(平澤光秀)が何度目かのキャラチェンジをしたというので見てみたかったのだが……

  どうもこの人はNOAHのマイバッハ谷口と並び、マット界の二大迷走選手であるように見える。

  いったいいつ、キャラが定まるのだろうか。

  それとも、何ヶ月か前から新日本ビッグマッチの休憩開けのビジョンで映し出される「時限爆弾」の表示は、まさか彼のことなのだろうか?

 (他にもっと違う可能性がありそうだが……)


(2) 後藤洋央紀はこの先どうなるのか

  セミファイナルのケニー・オメガvs後藤洋央紀(2017.1.4東京ドームでのIWGPヘビー級選手権試合挑戦権利証争奪戦)は、ある意味メインより気になった試合である。

  煽りVでもさんざん言われていたことだが、後藤はIWGPヘビー級に8回挑戦して全敗、今年のG1でもケニーに敗れ準優勝に終わった。

  今回ケニーに敗れたら、いったいどうなってしまうのだろう――

  しかし一方、後藤が勝って1.4のメインに立つことが、新日本とそのファンにとってどんなメリットがあるのだろう――

 (つまり、今回も後藤は勝たないだろう。)

  という疑問が、私以外のファンの中にもきっとあったからだ。

  そしてやはり、後藤は敗れた。

  そりゃ後藤よりはケニーが1.4のメインに立った方が、絶対に新鮮で面白みがあるのである。新日本の海外戦略にとっても有利なのである。

  しかし後藤の名誉のために言っておくと、試合内容は(後藤のビッグマッチでのシングル戦はたいていそうだが)本当に超絶的なものだった。

  これほどのレスラーがこんなに長く日の目を見ないというのは、新日本の七不思議と言っていいだろう。

 (DDTや大日本にいれば、とっくに一度は最高峰のベルトを巻いていただろう。)


(3) 1.4東京ドームのカードはオカダvsケニー

  メインイベントのオカダ・カズチカ(王者)vs丸藤正道(NOAH・挑戦者)は、ほとんどの人が予想したようにオカダの勝利に終わった。

  以前にも書いたが、丸藤が勝って新日本の東京ドーム大会のメインに立つなんて、まるきりあり得ないことである。

(⇒ 2016年8月16日記事:レスラー短感04-1 丸藤正道はIWGPヘビー級王者の夢を見るか?)

  新日本の暗黒時代(土下座外交時代)ならいざ知らず、何で他団体の(しかも傘下団体の)選手を、年間最大のビッグイベントの主役にする必要があるだろう。

  しかしもちろん、周りがそう思っているならなおさらのこと、今回の試合は「いや、まさかのまさかで丸藤が勝つのでは?」と思わせる内容にしなければならなかった。

 (こういう試合でこそレスラーの真の力量が問われるのだろう。)

  そして、さすがオカダと丸藤と言うべきか、この難題にはかなり高度に対応できたようである。

 (しかし正直、丸藤は“新必殺技”であるチョップを多用しすぎていたと思う。)



  さてここで少しばかり、この2人について以前から気になっていたことがあるので書いてみたい。


① 丸藤の「不知火(しらぬい)」に、フィニッシュホールドとしての説得力はあるか?

  不知火は、相手と同じ方向を向いて相手の首を抱え、コーナーポストに駆け上がって空中一回転、相手を背中からマットに叩きつける技である。

  しかしこれ、絶対にフィニッシュホールドとして使われない普通のブレーンバスターと比べて、本当に一段と破壊力があるのだろうか?

  確かに動きは大きく派手(よって、見栄えがよい)なのだが、与えるダメージはボディスラムとあんまり大差ないように思える。

  これは、繋ぎ技という位置づけでよいのではないか。


② オカダの「レインメーカー」は、当たる前から相手がもう傾いてないか?

  これは、多くの人が感じているか気付いているかしていることだと思う。      

  ラリアット系の技は全部そうだろと言われればそうかもしれないが、しかしちゃんと首・顎に当たってから倒れている例も多々見かける。

  レインメーカーでも普通のラリアットでも、何も一回転しなくていいではないかと私は思う。

 「あれはダメージを軽減するためにわざと相手方が傾いたり、軽くジャンプしたりしてるんだ」と言う反論はあるにしても、だったらフィニッシュホールドになるほどのダメージは食らわないはずだ。

 「当たってないのに倒れる」というのは、昔からプロレスについて回る、思わず目を背けたくなる光景である。

  だからレインメーカーだけの問題ではないのだが、プロレスをいっそう世間に広めたいというなら、この点は大いに改良の余地があるだろう。

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プロフィール

平 成敏

Author:平 成敏
1970年代生まれの男性。
認定ファシリティマネジャー、主に施設管理の仕事に従事。
プロレス、社会、歴史など、興味関心のある分野についてあまり脈絡にこだわらず書いていきます。(⇒プロレス以外の話題については、別ブログ【社会・ニュース・歴史編】をご覧ください。)

著作一覧(アマゾンkindle版)

ペペチール第三王朝の興亡:表紙 世界系統樹:表紙 尊敬なき社会(上):表紙 尊敬なき社会(下):表紙

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