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G1後半とSANADAの新日本入団説

 7月18日開催の新日本・G1クライマックス。

 優勝戦線に絡んでくるのではないかと多くの人が思っていた(はずだ)SANADAは、8月7日・浜松大会終了時点で既に脱落が決まっている。

 Aブロックでは天山広吉と並ぶ最下位(2勝4点)なのだが、これはけっこう意外な展開ではないだろうか。

 試合内容や身体能力の高さを悪く言う人はあまりいないと思うが、新日本はそれでもSANADAをプッシュする気がないのだろうか?


 結論から言うと、私はSANADAはいずれ新日本に入団すると思う。

 SANADAは今28歳、よく知られているようにオカダ・カズチカとは同い年。

 一方、現状の新日本でオカダと人気を二分すると思われる内藤哲也は34歳。

 そして、エースであり新日本中興の祖である棚橋弘至は、11月で40歳の大台に乗る。


 棚橋が(もちろん本人はそうは言わないが)新日本の頂点あるいは中心から外れつつあることは、人間誰しも気付いていることだろう。

 それは年齢による体力の衰えももちろんあるが、もしあなたが新日本のストーリーメーカーであれば、やはり意図的にそうすると思う。

 やはり、40歳という区切りは人の意識の中で大きい。

 やっぱり、40代の人間が20代後半から30代半ば(35歳当たりが男性プロレスラーの極盛期とされている)の人間よりずっと/ほとんどいつも強いというのは、理に叶っていないのである。



 内藤は、年齢だけで考えれば、あと5年は今の地位を保っていられる。

 しかし、5年などすぐに経つ――

 言うまでもないことだが、若い世代を次々に育てておくのは、プロレス団体のみならずあらゆる組織の最大級の課題である。

 新日本はオカダ・カズチカという、今後10年超はトップにいても不自然ではない新世代スターを作ることに成功した。

 また、若手を海外遠征に行かせて帰らせることで、オカダほどではないにしてもかなりの「駒」を揃えることに成功しつつある。

(EVILなんて相当の成功作である、と私は思う。)



 ただ欠けているものがあるとすれば、それは「オカダの同世代の好敵手」ということになるだろう。

 ほとんど全ての新日本ファンが感じているはずだが、その任に当たれる最有力候補がSANADAなのだ。


 華やかなレインメーカー・オカダの「明」、コールドスカル・SANADAの「暗」。

 闘竜門出身であるものの新日本生え抜きと言われても違和感のないオカダ、各種団体を流浪してきたSANADA。

 これはもう意図的なものと偶然なものが一体となって、何とも対照的――ライバルとなるにピッタリの設定ではないか。


 WRESTLE-1からTNAに派遣されていたSANADAは、そこでジェームス・ストームの手下として「グレート・サナダ」に変身した。

 日テレG+でTNAが放送されていたころ、私もそれを見ていたが――

 森の奥の小屋に監禁・洗脳される「芝居」(これを芝居と言わずして何と言おう)をさせられ、

 あまりに安易なグレート・ムタのコピーキャラとなり、

 恥ずかしいようなペイントを顔に施された彼に対し、気の毒な気持ちになったものである。

 本人は週刊プロレスのインタビューで「与えられた役をこなしきれなかった」と語っていたが、あれは間違いなく本人の中で黒歴史になっていると思われる。

(内心、どうかあんな映像は見ないでほしいと思っているだろう。)


 そして、もう一人のオカダのライバル候補はYOSHI-HASHIである。

 今回のG1で進境著しい(しかし星取りはそんなによくない。Bブロックで3勝6点、EVILの2勝4点に次ぐ低さだ)彼だが、ここに来るまでの雌伏期間は相当長いものであった。

 オカダと同時期に帰国したものの、その後の地位は天と地ほどに差が開き――

 しかもなおかつ、SANADAと同時期に新日本の入門テストを受け、YOSHI-HASHIは通ったがSANADAは落ちた。

(なお、1回目のテストではYOSHI-HASHIが落ちて内藤哲也が合格している。)

 オカダ、内藤、YOSHI-HASHIの3人には、そういった“因縁”があり、ライバル物語としてストーリー化するには格好の題材といった感じである。


 ただ、YOSHI-HASHIは内藤哲也と同じ34歳。

(私以外にも、YOSHI-HASHIが“永遠の若手”に見えている人は多いだろう。意外と言えば意外な事実だ。)

 やはり10年先を考えると、オカダの対抗軸としてSANADAを据えた方が賢明なのだろう。

(加えて、今29歳であるEVIL=渡辺高章、いまだ海外で活動するカマイタチ=高橋広夢=現26歳も候補になる。)



 結論に戻すと、SANADAは近いうち新日本に入団する可能性が非常に高い。

 そして、ずっと新日本所属だったYOSHI-HASHIの雌伏期間が非常に長いものだった(今でもそうだ、と言えるかもしれない)ことを考えると――

 今回のG1での成績不振もそれほど意外なことではない、と思える。



 おそらくSANADAのターニングポイントは、内藤率いるロス・インゴ軍からの離脱だと思われる。

 やっぱり他人の下に付いている限り、トップ戦線に食い込むことにはファンが違和感を感じるからである。

 そして、昔からのSANADAウォッチャーではない私には断言はできないのだが――

 どうもSANADAの弱点は、マイクその他のパフォーマンスが苦手というか性格的に向いてないことだと感じられる。 

 ひょっとしたら彼は今、内藤哲也の側でそれを学んでいる途中なのだろうか?


 ほとんど誰でも認める逸材・SANADA。

 来年初旬あたりには、彼が新日本に入団するニュースが聞けそうである。

(違ってたらスミマセン。)

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[C77] SANADAはG1の敢闘賞

こんにちは。
私は今年のG1リーグ戦、全戦を「新日本プロレスワールド」で見ていますが、SANADAには、敢闘賞をあげたいです。
 
SANADAはの公式戦は、試合順(メインとかセミとかのその前とか)に関わらず、どれも及第点以上。

SANADAの試合にハズレなし。
今年のG1名勝負製造機です。

星取りに恵まれなかったのは、彼が新日本所属でなく、フリーとしての参戦だからと思います、
 
新日本プロレスのG1では、外様に対して厳しいですからね。
 
またYOSHI-HASHI選手も今年のG1で、一皮むけたと言えると思います。
 
中邑真輔ばりの膝蹴りや、カルマという新必殺技も習得しました。

後は、説得力の無い肉体を改造して、脂肪を減らして筋肉を増やせば、見栄えも良くなって、大化けする可能性があると思います。

[C78] 補足

私も、SANADAの新日本プロレスへの入団には、大賛成です。
 
新日本所属になれば、単なる内藤の部下、LIJの2番手だけではなく、IWGPインタコンチやIWGPヘビーなど、タイトル戦線にも絡むことができると思います。
 
今の真田のTシャツギミック(試合途中でTシャツを脱ぐ)は、感情表現の苦手そうなSANADAには、良く似合っていると思います。

Tシャツ脱いで「さあ、ここら本気出す」みたいな感じで。
 
後は試合中の感情表現が、もっと上手くなり、マイクアピールもできるようになれば、完璧なレスラーになれると思います。

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プロフィール

平 成敏

Author:平 成敏
1970年代生まれの男性。
認定ファシリティマネジャー、主に施設管理の仕事に従事。
プロレス、社会、歴史など、興味関心のある分野についてあまり脈絡にこだわらず書いていきます。(⇒プロレス以外の話題については、別ブログ【社会・ニュース・歴史編】をご覧ください。)

著作一覧(アマゾンkindle版)

ペペチール第三王朝の興亡:表紙 世界系統樹:表紙 尊敬なき社会(上):表紙 尊敬なき社会(下):表紙

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