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G1初戦 丸藤、オカダに完勝 NOAHの象徴・丸藤正道の苦闘

 新日本プロレスワールドで、G1初戦(7月18日・北海きたえーる大会)を見た。

 メインイベントのオカダ・カズチカvs丸藤正道は、まるでオカダがグリーンボーイに見えるほど丸藤正道の完勝であった。

(こういう感想を抱いたのは、私だけではないだろう。)

 むろんSANADAvs棚橋弘至で棚橋が敗北したのと同じく、この結果は衝撃でも大波乱でもなく大方のプロレスファンの予想どおりである。

 優勝候補や「強い」とされる選手が初戦で負ける。

 これはリーグ戦の定番であり鉄則であり、ほとんどそうあらねばならぬというほど定型化したパターンとなっている。


 しかしそれはともかく、丸藤は天才児の名に恥じない勝ち方をしたと思う。

 
 思えば丸藤正道とは、特に最近は「(主として会社経営に)苦悩するレスラー」であると同時に、「NOAHの象徴」たる選手であった。

 結局NOAHからG1に出る選手を選べと言われれば、衆目の一致するところ彼しかいないのである。

(中嶋勝彦はどうかと言えば、それはNOAHの代表でなくあくまで個人として見られていると思う。)


 むろん現GHCヘビー級王者は潮崎豪であるのだが――

 そして彼こそがNOAHの代表・顔であるべきなのだが、プロレス界のプリンスであることも認めてよいのだが――

 言うまでもなく彼は「出戻りプリンス」であり、その点が「NOAHの代表」とイメージするに当たり致命的な欠陥となっている。

(私見だが、この影響はあと3年くらいは続くのではなかろうか。)



 ずっとNOAHに留まったことからすれば、杉浦貴もそうである。

 しかし現在は鈴木軍に所属する点は考えないにしても、彼がNOAHの代表として他団体に出撃するというのは、NOAHファンにとってもそんなに心沸き立つことでないのではないかと思う。

 やはり丸藤に比べれば華は数等劣るし、集客力にしてもまたそうではないだろうか?

 結局NOAHで「他団体に出撃することが集客・注目に繋がる選手」というのは、丸藤ただ一人と言っても過言ではない。

 これはNOAHにとって、相当に深刻な事実だろう。


 7月20日からのスーパーJカップに拳王、原田大輔、石森太二の3人がNOAHから出場するとはいえ(全16人のうち3人を占めているのだから、かなり多い枠配分だ)、NOAHの意地や浮沈が懸かっていると見なされるのは、やはり丸藤の戦績であり試合内容なのである。

 
 NOAHは新日本の子会社化し、その幕藩体制下に入った。

 丸藤は(肩書きは副社長ながら)その子会社の事実上のトップであり、藩主である。

 そういう立場の人間が、「親会社の職場」や「将軍の御前試合」でどんな姿を見せるのか――

 ある意味彼は、「プロレスに人生を重ねて見る」ことが最も適合する選手ではないかと思ってしまう。

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プロフィール

平 成敏

Author:平 成敏
1970年代生まれの男性。
認定ファシリティマネジャー、主に施設管理の仕事に従事。
プロレス、社会、歴史など、興味関心のある分野についてあまり脈絡にこだわらず書いていきます。(⇒プロレス以外の話題については、別ブログ【社会・ニュース・歴史編】をご覧ください。)

著作一覧(アマゾンkindle版)

ペペチール第三王朝の興亡:表紙 世界系統樹:表紙 尊敬なき社会(上):表紙 尊敬なき社会(下):表紙

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