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世志琥復帰戦を見て~女子プロレス界の情勢再確認

 3月15日、スカパー・サムライTVでシードリング3月7日後楽園ホール大会を見た。

(ただし、メインイベントの高橋奈七永vs世志琥のみ。)

 結果は、コーナーからの奈七永のダイビングを世志琥がラリアットで撃墜して押さえ込み勝利。

 世志琥の復帰自体、そしてこの結果についてはいろんな意見があるだろう。

 プロレスに限らず、世の中の全てのことは皮肉に見ようと思えばいくらでも見れる。

 ブランク丸一年の復帰戦の選手に「あの」高橋奈七永がけっこうアッサリした形で負ける――

 これは一言、「話が安い」とも言える。

 しかし奈七永が勝っていたらそれはそれで、「はいはい、ありがちありがち、そりゃそうだろ」なんて感想を引き起こしたろう。



 ともかくも試合の後、リング上での世志琥の号泣にはホロリときた。

 「女の涙は武器」と言うが、この自分にもそんなのが通用するところがあるのかと少々意外に思ってもいる。

 その後リングに上がってきたのは、中島安里紗(JWP)、山下りな(OSAKA女子プロレス)、sareee(ディアナ)の3人。

 ということは、この3団体はシードリングと交流するつもりがあるということだ。



 後日3月12日、アイスリボン・後楽園ホール大会において――

 王座防衛した中島安里紗&藤本つかさ(アイスリボン)のベストフレンズに対し、

 紫雷イオ&岩谷麻優(ともにスターダム)のサンダーロックが乱入して対戦要求。

 これは、アイスリボンとスターダムが交流戦を行なう可能性が濃いことを意味する。


 すでに交流しているスターダムとセンダイガールズは、シードリングと絡むことは当面ないだろう。

(⇒ 2016年2月13日記事:世IV虎改め世志琥が復帰決定 高橋奈七永の危険な賭け?)


 女子プロレス界は依然として五代十国・五胡十六国的な他団体状態が続いているが、スターダム・センダイガールズ・アイスリボンの“三国協商”が成立するとするならば、それはかなりの大勢力になれそうである。

 現時点で、スカパーにおける女子プロレスの放送状況は次のとおり。

●サムライTV … スターダム(しばしば)、センダイガールズ(時々)、シードリング

●GAORA TV … OZアカデミー(レギュラー番組あり)

●V☆パラダイス … WAVE(レギュラー番組あり)

 なお今のところ、シードリングは全大会が放送されている。(大会自体が2ヶ月に一度くらいなのだが)

 そしてデータなしで言うのだが、GAORAでのOZアカデミーとV☆パラダイスでのWAVEの視聴者数は、サムライTVでの3団体の試合の視聴者数よりずっと少ないと思われる。

(何と言ってもサムライTVはプロレス・格闘技専門チャンネルなのだ。プロレス“も”放送している他チャンネルとは、視聴者の純度が違う。)  

 今のプロレス界においては、サムライTVで放送されることが知名度向上・ファン数維持の面で非常に重要である。

 となるとスターダムとセンダイガールズ以外の女子団体にとって、シードリングに協力すること(そのリングに上がること)には非常に利益があると言える。 
 
 世志琥復帰が女子プロレス界の勢力再編に繋がる、というのは言い過ぎだろうが、しかし少なからぬ影響があるとは見ていいように思う。

 そもそもスターダムからのシードリングの分裂自体が、世Ⅳ虎引退をきっかけに生じたことなのだから…… 

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プロフィール

平 成敏

Author:平 成敏
1970年代生まれの男性。
認定ファシリティマネジャー、主に施設管理の仕事に従事。
プロレス、社会、歴史など、興味関心のある分野についてあまり脈絡にこだわらず書いていきます。(⇒プロレス以外の話題については、別ブログ【社会・ニュース・歴史編】をご覧ください。)

著作一覧(アマゾンkindle版)

ペペチール第三王朝の興亡:表紙 世界系統樹:表紙 尊敬なき社会(上):表紙 尊敬なき社会(下):表紙

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