2月17日、
覆面女子レスラーのRay(年齢非公開。フリー)が会見を開き、自身が悪性脳腫瘍に罹っていることを発表した。
悪性度はステージ3。
最悪のステージ4より一つ下であり、癌細胞が神経に罹っているので手術不可能。 2月26日の超戦闘プロレスFMW・後楽園ホール大会で欠場挨拶し、詳細を発表するという。
我々はつい最近も、
女子レスラー・亜利弥’(42歳)が乳癌ステージ4に入っていることを知らされたばかりである。
(にもかかわらず、1月8日にストリートファイト有刺鉄線ボード6人タッグデスマッチデスマッチ戦を行なったことも知らされた。) なお、乳癌ステージ4の今後5年の生存率は、約30%。
そして、悪性脳腫瘍ステージ3の場合、生存期間は平均10年未満。ステージ4になると、ほとんどの患者が1年以内に死亡するらしい。(ただし髄芽腫の場合は今後5年の生存率が約70%であるなど、種類によって幅があるようだ。)
思えば安川悪斗(引退)はバセドー病、下野佐和子(OSAKA女子プロレス)は全身脱毛症である。
Rayによると悪性脳腫瘍は10万人に1人の病気であり、たぶん女性の全身脱毛症というのはそれより低い確率だろう。
私が女子プロレスをそれなりに注視しているからこそかもしれないが――
どうも女子プロレス界は、それ以外の世界より難病罹患率が際立って高いように思えて仕方ない。 それでも試合をやり続けたり笑顔で会見したりすることに感動するという人もいれば、
ショー商売の業のようなものを感じて「あー……」と思う人もいよう。(この感情は、何とも文章で表現しにくい。) 思えばReyは自主興行も積極的に開催し、いろんな団体に頻繁に出場する「女子プロレスの華」の一人である。
2014年8月30日・31日のIGF北朝鮮(ピョンヤン)大会に出場した女子選手の一人でもある。
(他の3人は里村明衣子、DASH・チサコ、木村響子。
入場時のチサコの緊張ぶりが印象に残っているが、北朝鮮で試合に出る女子レスラーなど世界に10人未満だろう。)
その彼女がこんな病気に罹るというのは、残念の一言に尽きる。
そして、こういう話を聞くたびに思うのは――
いずれ私も他の人も、(これほどの難病でなくても)きっと何かの病気で死ぬのだろうということである。
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