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世IV虎改め世志琥が復帰決定 高橋奈七永の危険な賭け?

 ミャンマーの首都ヤンゴンにおいて高橋奈七永(37歳)の団体・シードリングが会見を開き、

 あの世Ⅳ虎(22歳)が「世志琥」に名を改めて3月7日後楽園ホール大会で復帰することを発表した。

(【ミャンマー・ヤンゴン発】である。何か国際的なニュースのようだ。)


 東スポweb2月11日記事によると――

 世志琥は昨年11月25日のシードリング後楽園ホール大会を観戦してリング復帰への気持ちが芽生え、数日後に高橋と面会してその気持ちを伝えた。

 そして今年1月11日のシードリング後楽園ホール大会では「自然と体が動き」、高橋(男子選手の田中将人と対戦)のセコンドに就いたそうである。

 なおこのときの様子を伝えた1月11日の東スポweb記事では、シードリングの南月たいよう専務(31歳)は――

 「世Ⅳ虎のことは全く知らなかった。これから本人と話してみないと。自分も驚いているので何とも言えない」と言っている。



 高橋奈七永も南月たいようも、本当に世Ⅳ虎の電撃登場を知らなかったのだと信じる人は幸いである。

 並外れて純心であるか、もしくは全くの馬鹿者である。

 むろん二人が「知らなかった」わけはない。話し合って世Ⅳ虎の登場をセッティングしたに決まっている。

 そんなことは誰でもわかっているというのに、なお「知らなかった」と言う。


 プロレスとはやはり嘘とヤラセで塗り固められた業界だと、一般世間がバカにするのも無理はない。

 いや本件は、近年のプロレス界でも稀に見る茶番劇だと称しても大過あるまい。


(⇒ 2015年4月15日記事:プロレスと「差別」その9 最重要問題:プロレスラーは嘘をついているのか?)


 私は世Ⅳ虎の引退時、彼女が復帰する可能性は多分にあるし、「この人プロレス辞めたら何するんだろう」と思う選手の代表格であるとも書いた。

(⇒ 2015年6月1日記事:世Ⅳ虎引退―― vs悪斗のリアルな結末、団体内の本気の対立)


 そして世Ⅳ虎のシードリング電撃登場の際には、世Ⅳ虎は奈七永がどうでも手に入れたい選手である、との意味の記事も書いた。

 このたび世志琥が現役復帰することにより、シードリングの所属選手はようやく2人になったのである。 

(⇒ 2016年1月12日記事:世Ⅳ虎復帰と高橋奈七永の逆襲?)


 さて、世志琥の復帰は少なくとも一人の女子プロレスラーを怒らせたことで知られている。

 それは女子プロ界最強・最高の名声を持つ、センダイガールズプロレスリングの里村明衣子である。

 またまた東スポweb1月13日記事によると、例の1月11日のシードリング大会に出場していた里村は、次のようにコメントしている。


(引用開始)*******************************


 他団体の選手にも波紋は広がっている。

 11日の後楽園大会に出場した里村は「私は本当に怒っています。あの登場の仕方はないんじゃないですか? 人として筋違いのことをやってしまいましたよ」と珍しく声を荒らげた。

 スターダムとも交流があることから、昨年8月に旗揚げしたシードリングに参戦する際に「世Ⅳ虎が上がることはない」という確約をもらい、協力してきた経緯がある。

 だからこそ「これがまかり通って誰もが黙っていたら、プロレス界の全員が人間性を疑われる。

 もし復帰するなら、私はもう(シードリングと)かかわることはないと思う。

 団体がやっていくのも難しいのでは。高橋選手の責任もあると思いますよ」

 と“絶縁”をチラつかせながら詳しい事情説明を求めた。


(引用終わり)*******************************


 つまり里村がシードリングのリングに上がる条件として、「世Ⅳ虎を復帰させることはない」との確約があったそうなのだ。

 なぜスターダム内紛(世Ⅳ虎vs悪斗)に関係のない里村がそんな条件を出したかと言えば、むろんスターダム(世Ⅳ虎がアッサリ復帰すれば面目を失う団体)と協力していくためである。

 今年に入ってセンダイガールズとスターダムは全面対抗戦(及び対抗合同合宿)をやっているが、それはもちろん協力関係にあるからこそできること――

 「交流戦じゃない、対抗戦だ!」とは団体対抗戦に従事する選手が必ず言う鉄板の言葉であるが、本当はその逆が真なのだ。



 私は世志琥の復帰が「人として筋違いのこと」、「プロレス界の全員が人間性を疑われる」こととまでは思わないが、

 高橋に約束を破られた里村からすれば、そう感じてもおかしくはない。


 しかし、それにしても――

 そんなあからさまな約束破り(しかも相手は、自分で自分の団体に参戦オファーした里村である)をしてまでも、高橋奈七永は世志琥という選手を迎え入れた。

 と言うよりも、世志琥を迎え入れるためにこそシードリングという団体を旗揚げした観さえある。


 高橋奈七永は、里村と並ぶ女子プロレス界の横綱と見なされている。

 その彼女がここまで惚れ込む世志琥という女は、何者なのだろう。

 奈七永は「悪女に入れ込んで破滅するバカ男タイプ」なのか、それとも世志琥はそれに値する真の風雲児・竜の子と言えるのか――


 私には、今のところわからないでいる。

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プロフィール

平 成敏

Author:平 成敏
1970年代生まれの男性。
認定ファシリティマネジャー、主に施設管理の仕事に従事。
プロレス、社会、歴史など、興味関心のある分野についてあまり脈絡にこだわらず書いていきます。(⇒プロレス以外の話題については、別ブログ【社会・ニュース・歴史編】をご覧ください。)

著作一覧(アマゾンkindle版)

ペペチール第三王朝の興亡:表紙 世界系統樹:表紙 尊敬なき社会(上):表紙 尊敬なき社会(下):表紙

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