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中邑真輔、WWEへ その1 WWEの対日攻勢

 年明け早々、驚きのニュースが入った。

 中邑真輔が1月末で新日本プロレスを退団、その後はWWE入りするという。

 プリンス・デヴィット、KENTA、華名に続き、まさに日本マット界大物中の大物の移籍である。

 新日本ファンにとって、いや中邑個人のファンにとってさえ、ショッキングかつ落胆的な出来事だろう。

 華名(ASUKA)のWWE入り及びWWEの目論見については、過去に7本の記事を書いたので参照されたい。


(⇒ 2015年9月14日記事:華名改めASUKAのWWE入り その1 マニフェストの一つの結実)

(⇒ 2015年9月15日記事:華名改めASUKAのWWE入り その2 KENTAとの対比)

(⇒ 2015年9月16日記事:華名改めASUKAのWWE入り その3 WWEの「格」)

(⇒ 2015年9月17日記事:華名改めASUKAのWWE入り その4 WWEの「日本重視」)

(⇒ 2015年9月21日記事:華名改めASUKAのWWE入り その5 WWEの方向性と目論み)

(⇒ 2015年9月23日記事:華名改めASUKAのWWE入り その6 WWE「冊封体制」への道)

(⇒ 2015年9月27日記事:華名改めASUKAのWWE入り その7 WWE「中華帝国」vs 新日本「小帝国」(1))

(⇒ 2015年9月30日記事:華名改めASUKAのWWE入り その8 WWE「中華帝国」vs 新日本「小帝国」(2))


 また中邑個人についても、4本の記事を書いている。


(⇒ 2015年7月8日記事:レスラー短感03-1 中邑真輔はなぜ「キング・オブ・ストロングスタイル」なのか?)

(⇒ 2015年7月11日記事:レスラー短感03-2 中邑と棚橋・猪木、「呪い」の関係)

(⇒ 2015年7月13日記事:レスラー短感03-3 中邑の猪木ゲノム、そして総合格闘技戦)

(⇒ 2015年7月15日記事:レスラー短感03-4 中邑と矢野通と織田信長、必然説と偶然説)


 なお中邑の他、新日本レギュラー外国人たるAJスタイルズ、カール・アンダーソン、ドク・ギャローズらもWWEと契約するようだ。

 何かもう、日本に対するWWEの「大物狩り」が、ついに行くところまで行った観がある。

 新日本の木谷会長は「怖いのはWWEに新日本の選手を直接引き抜かれること」とし、その対策として「選手の年俸の最高ラインを1億円に引き上げたい」としていた。

 それは杞憂ではなく、懸念どおりの結果となったのである。



(⇒ 2015年10月5日記事:新日本のブルーオーシャン その3 対WWE戦略と英語)


 今回の中邑の移籍劇は、大昔の週刊プロレスなら「プロはカネであることが証明された」とでも書いただろうと思う。

 しかし問題はカネではあるまい。

 やはり中邑も、「世界最高峰の舞台」WWEで輝くことを望んだのだと思われる。

 新日本ではやることをやり尽くしたと思ったのだろうし、(ファンと同じく)いささか対戦カードと今後の展望にマンネリ感を抱き始めたのかもしれない。



 それにしても――

 新日本トロイカ体制(中邑、棚橋弘至、オカダ・カズチカ)の一角である中邑でさえ、WWEを目指す。(WWEにスカウトされる。)

 これは、新日本を頂点とする日本マット界が、結局は「WWEに至るためのステップ」と化しつつあることを如実に示すものである。


 WWE以外の世界中の団体は、つまるところ「WWE中華帝国」の下位にある地方政権・地方幕府・有望選手育成ファームなのだと、全世界のプロレスファンがすでにイメージしているだろう。

 非WWE圏の強固な牙城であった日本のプロレス界及びファンも、次第にそういうイメージを持とうとしている。 

 中邑真輔の新日退団・WWE入りは、まさにその決定打とも言える出来事である。

(しかし、棚橋弘至が新日退団・WWE入りするほどではない。そうなったら新日本ファンが手足の置くところがないほど悲嘆に暮れる、超激震が起きるだろう。)

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プロフィール

平 成敏

Author:平 成敏
1970年代生まれの男性。
認定ファシリティマネジャー、主に施設管理の仕事に従事。
プロレス、社会、歴史など、興味関心のある分野についてあまり脈絡にこだわらず書いていきます。(⇒プロレス以外の話題については、別ブログ【社会・ニュース・歴史編】をご覧ください。)

著作一覧(アマゾンkindle版)

ペペチール第三王朝の興亡:表紙 世界系統樹:表紙 尊敬なき社会(上):表紙 尊敬なき社会(下):表紙

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