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RIZIN 12.31私的最注目カード:ガルシアvsタパ 女子超ヘビー級対決と女子プロレス界の起死回生策?

 明日に迫ったRIZIN(IZAの舞)だが、こりゃホント面白そうである。

 エメリヤーエンコ・ヒョードル vs シング・心(ハート)・ジャディブ、

 曙 vs ボブ・サップ、

 クロン・グレイシー vs 山本アーセン、

 バルト vs ピーター・アーツ、

 アンディ・サワー vs 長島☆自演乙☆雄一郎、

 RENA vs イリアーナ・ヴァレンティーノ、

 そして29日のヘビー級トーナメントを勝ち抜いてきた「ヒョードル・ロシア軍団」と、キング・モー(アメリカ)及び東欧軍。

 
 しかし個人的に最も注目しているのは、

 ギャビ・ガルシア vs レイディー・タパ

 の、女子同士の超ヘビー級対決である。


20151230ガルシアvsタパ
ギャビ・ガルシア(左)、レイディー・タパ(右)


 なんたって「女子93kg級契約」である。(今日の計量で「無差別級」に変更となったが。)

 もうこれだけで超現実的なワクワク感をそそられるではないか。


 ちなみに両者のプロフィールを並べてみると――

【ギャビ・ガルシア】
●出身国:ブラジル
●年齢:30歳
●身長:186センチ
●体重:98.0キロ(本日計量による)
●経歴:柔術
●その他:アブダビコンバット女子60kg級優勝、ブラジリアン柔術世界選手権女子74kg級及び無差別級優勝(いずれも複数回)
     総合格闘技は今回がデビュー戦。


【レイディー・タパ】
●出身国:トンガ(しかし「ドイツ」とするメディアもある)
●年齢:33歳
●身長:180センチ
●体重:91.3キロ(本日計量による)
●経歴:バレーボール、バスケットボール、アメフト、現在はプロレス
●その他:叔父はプロレスラーのコンガ・ザ・バーバリアン(猪木との対戦経験あり)
     柔術は青帯。
     総合格闘技は今回がデビュー戦。現在はアメリカン・トップチーム(AAT)で練習中。


 ギャビ・ガルシアは“世界最強の女柔術家”“人類最強女子”とも呼ばれる。

 あのヴァンダレイ・シウバを締め落としたとも言われ、RIZIN榊原社長は、「人類最強は男ではないのかもしれない」と感じたという。

 RIZIN参戦に当たっては、対戦相手は男ではないかとさえ言われた。

 しかし結局、相手は女子プロレスラーとなったわけだ。

 やはり女子でガルシアほどの体格に見合う相手と言えば、プロレスラーぐらいしかいないのである。

 どうやらこのパターンは女子格闘技においては世界共通のようで、2012年にDEEP初代女子無差別級選手権が行われた際も、

 アマンダ・ルーカス(映画監督ジョージ・ルーカスの娘)の相手となったのは、プロレスラー・堀田祐美子であった。(堀田の敗北)

 
 さて、レイディー・タパは私にとってお馴染みのレスラーである。

 なぜならスカパー・日テレジータスのTNA番組に何度も出ていたからだ。

(しかしジータスのTNA放送は、今年10月以降行なわれていない。打ち切りになったようである。)

 放送末期、彼女はTNAからジェフ・ジャレット率いるGFWに鞍替えした。

(しかし計量の様子を伝えるサイト「BOUT REVIEW」によると、まだTNA所属になっている。)


 今回の闘いは、「プロレス vs 柔術」の異種格闘技戦とも言える。

 そして私としては、ここはぜひタパに勝ってほしい。
 
 むろんファンの下馬評も私の内心も、ガルシアの圧勝を予想してはいる――

 しかし今回はお互い総合デビュー戦である。

 ガルシアが柔術の絶対女王だからと言って、そんなアッサリ圧勝するとも限らない。


(もしそうなることが当然だとすれば、柔道金メダリストの石井慧の現状はいったいどう説明すればいいのだろう?)


 私の知る限り、タパはプロレスのベルトすら巻いたことがない。

 実績で言えばガルシアとタパには天地の差がある。柔術の腕もそうである。

 タパは「抜擢」されたのであり、その理由はほとんど全て「体格による」と言われても仕方ないかもしれない。

 私とて、格別タパのファンというわけでもない。

 しかしそれでも、テレビで見ていた「馴染みの」プロレスラーに勝ってほしいと思ってしまうのは、われながら不思議な感情である。 


 そしてもう一つ思うのは、やっぱり女子格闘技の世界にはまだまだ女子プロレスラーの入り込む余地がある、ということである。

 男子格闘技の世界には、もはや男子プロレスラーの入り込む余地はほとんどない。

 下手をすれば「ふざけたマッチメイク」として格闘技ファンの総スカンを食らう可能性の方が高い。

 しかし、それが女子ならば――


 今の女子プロレスラーで即MMA参戦ができそうな選手と言えば、むろん朱里(REINA女子プロレス)だろう。

 彼女はつい最近、プロレスとキックボクシングの二冠王になっていた時期があった。

 私はこれは偉業ではないかと思ったが、なぜかプロレスファンの間でさえそんな扱いではなかったように思う。

(本人もどこかのインタビューで、「ビックリするくらい反応がなかった」と話していた覚えがある。)



 私なら、「朱里 vs RENA」のマッチメイクはしてみたい。

 もっと言えば、里村明衣子にもダメ元でオファーを出してみたい。

 本人の意志はわからないが、あの里村の雰囲気を全国地上波放送で大勢の人に見てほしいとは、けっこう多くのファンが思うことではないだろうか?


 私は、女子プロレスはおろかプロレス自体が全国地上波放送のゴールデンタイムに中継されることは、ほぼ絶望的だと思っている。

 しかし総合なら、その女子試合なら話は違う。

 それは女子プロレスラーの試合が全国地上波放送で流されるほとんど唯一のチャンスであり、しかも勝利する可能性は男子の場合よりはるかに高い(と、私は思う)。

 たとえば、「オープンフィンガーグローブなし」(つまり拳での殴打禁止)の特別ルールではどうだろうか?

 大会の中で一試合だけそうすることは、それが女子の試合なら、観客にも視聴者にも比較的「ごもっとも」と受け入れられそうである。


 女子プロレス界は、かつての隆盛に比べれば依然として冬の時代である。

 もし小成に甘んぜず、女子プロレスのブレイクスルーを本気で目指す選手・団体がいるのなら――

 MMAへの参戦を、自分たちから売り込むことがあってもよいのではないか。


 ただしその場合、例によって「美人資本主義」の原理が働くこと――すなわち、ある程度は美人でなくては出られないこと――は、念頭に置く必要があるだろうが。

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プロフィール

平 成敏

Author:平 成敏
1970年代生まれの男性。
認定ファシリティマネジャー、主に施設管理の仕事に従事。
プロレス、社会、歴史など、興味関心のある分野についてあまり脈絡にこだわらず書いていきます。(⇒プロレス以外の話題については、別ブログ【社会・ニュース・歴史編】をご覧ください。)

著作一覧(アマゾンkindle版)

ペペチール第三王朝の興亡:表紙 世界系統樹:表紙 尊敬なき社会(上):表紙 尊敬なき社会(下):表紙

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