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キンコメ高橋の逮捕 性癖という呪縛及び「また尾木ママか」

 お笑いコンビ「キングオブコメディ」の高橋健一(44歳)が逮捕された。

 容疑は、今年4月25日に東京都世田谷区内の高校へ侵入(建造物侵入容疑)し、体育館の女子更衣室から女子生徒のブレザー・スカート・靴下・生徒手帳など3人分24点(時価37,700円)を盗んだこと(窃盗容疑)。

 容疑を認めた彼は、「20年ほど前から50~60件の学校荒らしをやった。性的欲求を満たすためだった」と供述している。

 そして自宅からは、女子生徒の制服など約600点が押収されたという。(大型ゴミ袋約70袋に入れていたらしい。)

 さて、私は彼のことも「キングオブコメディ」のことも全く知らない。

 世間知らずのそしりは免れないだろうが、前々から書いているように地上波テレビはほぼ全く見ないのである。

 しかし、このコンビは世間ではかなり有名のようだ。

 2010年のコント日本一決定戦「キングオブコント2010」で優勝し、この年末の番組収録にも多く出演しているらしい。

(よって急遽、カット・差し替えが必要になってテレビ局は大変とのこと。)
 

 「20年前からやっていた」とすれば、1995年には始めていたことになる。「キングオブコメディ」は2000年の結成である。

 お笑い芸人として草創期からコンビ結成・現在の地位に至るまでの間、一貫して学校侵入・制服ドロを行なってきた――

 44歳の今でも女子生徒の制服・生徒手帳を使ってオナニーしていた。(そうしていたに決まっている。)


 別にオナニーすること自体は、人間なら(男なら)誰でもやることである。

 制服好きも珍しくなく、学校侵入・制服窃盗すら珍しいことではない。

 自宅から下着類・制服類(靴類や自転車のサドル類のこともある)何百点が押収された、というのもニュースでちょくちょく流れている。


 しかし、キンコメ高橋は、市井の無名の変質者ではなかった。

 4月25日の土曜日、彼はメガネとマスクで顔を隠して学校に入り込み、制服をリュックに詰めて逃走した。

(その日は授業はなく、女子生徒は部活中だったという。)


 これは、ものすごく度胸のいるやり方である。

 テレビに出て顔も名前も知られた自分が、もし見とがめられたら/捕まったらどうしようと思わなかったはずはない。

 体育館の女子更衣室で漁っているとき、もし万一にでも誰かが来たらと恐れなかったはずはない。

 それでもそんなことを20年もやり続けた。


 功成り名遂げたと言っていい今になっても、毎日テレビの仕事があるだろう今になっても、年収1千万円くらいはあるかもしれないのに、

 なお止めることはできなかった。



 これが性癖のパワーであり、呪縛である。

 あの「側溝男」と共通する何かが彼を突き動かし、窃盗・盗撮などを今も繰り返す(まだ逮捕されていない)何百人もの男たちをも駆り立てている。 

 
(⇒ 2015年11月10日記事:側溝男、二度目の逮捕)


 昔の人が凶悪犯らを悪魔や霊に取り憑かれたものと考えたのは――

 悪魔や霊が「実在する」と考えたのは、理由のないことではなかったと思えてくる。



 そしてまた、“何にでもコメントする男”尾木ママは、

「だって そんな性犯罪者の キンコメのお笑いコント 五年前には優勝していたのですから

 どれだけ バカにされたのでしょうか!?

 なんだか 怒りより 悔しいのです!!

 悔しいなぁ~! 子どもたちになんていえばいいかな!? 悩みます!!」


 とブログに書き、それが検索サイトの閲覧件数トップに来ている。

 
 ネットの悲惨なニュースなどの記事には「祈ります」というようなコメントが付くことがよくあるが、
 
 そう書き込んだ人が本当に「祈っている」わけもない。

 尾木ママもまた、本当に「悔しいと思い」「悩んでいる」はずがない。

 もしそれが本当なのなら、彼はよほど異常な人格である。

 なんでアンタが悔しいと思うのか、なんで悩むのか、万人にとって不思議であろう。


(⇒ 2015年8月11日記事: 尾木ママ vs 棚橋弘至 Round1――評論家と実践者、宿命の対決)

(⇒ 2015年8月12日記事: 尾木ママ vs 棚橋弘至 Round2――評論家の強みと弱み)

(⇒ 2015年8月13日記事: 尾木ママ vs 棚橋弘至 Round3――評論家は実践者の最終到達点? 及び「猪木の禍」)

(⇒ 2015年8月15日記事: 尾木ママ vs 棚橋弘至 Round4――「絶対安全圏からのワンサイドゲーム」の無価値さ)


 性的衝動の呪縛と、「全てはニュースネタである」社会と、その構成員たる個人個人。

 この高度情報化社会(何十年も前からこう言われているが)にも、最も原始的で“人間的”な人の心――

 すなわち「性欲」と「何につけても言及せずにいられない性癖」は、確かに息づいている。

 息づくどころか、ますます発達を遂げてもいる。

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プロフィール

平 成敏

Author:平 成敏
1970年代生まれの男性。
認定ファシリティマネジャー、主に施設管理の仕事に従事。
プロレス、社会、歴史など、興味関心のある分野についてあまり脈絡にこだわらず書いていきます。(⇒プロレス以外の話題については、別ブログ【社会・ニュース・歴史編】をご覧ください。)

著作一覧(アマゾンkindle版)

ペペチール第三王朝の興亡:表紙 世界系統樹:表紙 尊敬なき社会(上):表紙 尊敬なき社会(下):表紙

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