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2015プロレス大賞短感 その1

 昨日、プロレス大賞(東京スポーツ新聞社制定)の選考・発表が行われた。

 感想を短く書くが、まずは受賞者の一覧から。

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【最優秀選手賞(MVP)】 オカダ・カズチカ(新日本)

【年間最高試合賞(ベストバウト)】  天龍源一郎 vs オカダ・カズチカ
                  (11月15日 天龍源一郎引退大会での天龍源一郎引退試合 両国国技館)

【最優秀タッグチーム賞】  大仁田厚&長与千種(超花火プロレス&マーベラス)
              ※男女混成タッグが初の受賞

【殊勲賞】 鈴木みのる(パンクラスMISSION)

【敢闘賞】 岡林裕二(大日本)

【技能賞】 本間朋晃(フリー)

【新人賞】 該当者なし

【特別功労賞】 天龍源一郎(天龍プロジェクト)

【女子プロレス大賞】 紫雷イオ(スターダム)


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 【特別功労賞】の天龍は、当然のことである。もし受賞していなければおかしいだろう。

天龍は【年間最高試合賞】とのダブル受賞となり、これでプロレス大賞において獲得した賞の数は「22」となった。

 その数は故・ジャンボ鶴田と並ぶ最多記録なのだそうだが、鶴田が最多記録保持者だという方がむしろ意外に感じる。

 【殊勲賞】は「準MVP」「第2位」のことだと私は思っているが、それに鈴木みのるが選ばれたことも納得できる。

 鈴木は現GHCヘビー級王者であり、彼の率いる鈴木軍は3月から年末までとうとう1年間NOAHを引っ張りきった。

 もし鈴木がこれほど年長(47歳)でなく、ファンの中の「新鮮さ」でいささか劣る面がなかったとすれば、彼こそがMVPに選ばれるべきだったと思う。


 【敢闘賞】というのは「第3位」のことだと思うが、現世界ストロングヘビー級王者の岡林が選ばれたのも妥当である。

 余談だが私は、岡林が「便所のスッポン」を頭に2本付けた「ポセイドン」バージョンが大好きだ。

 試合内容はもちろんキャラクターレスラーとして見た場合も、彼は端倪すべからざるレスラーである。


 さて、これはプロレス大賞に限った話ではないのだが、一番謎なのは【技能賞】というものだろう。

 本間は鈴木秀樹(フリー)と決選投票をやってわずか一票差で勝ったというが、その理由は「こけし」ヘッドバッドのバリエーションと、観客の心をつかむファイトだったという。

 どうも技能と言っても、鈴木秀樹の「レスリングテクニック的な技能」(こっちの方が本来の「技能」だろう)と、

 本間朋晃の「パフォーマンス能力的な技能」の2種類があるようである。


 ケチを付けるわけでは毛頭ないが、「熱い全力ファイト」が技能に分類されるなら、MVPも敢闘賞もそうなのではないか。

 私はいったい何が技能なのかよくわからない「技能賞」という名は廃止して、「技術賞」にした方がいいと思う。(テクニックだけを対象にする。)

 しかしそれは実現されないだろうから、頭の中で「実績を挙げたとは言いがたいが、かなり注目を集めた人賞」と変換した方がいいのかもしれない。


 そして【新人賞】だが、なんと1974年以来初の「受賞者なし」となってしまった。

 候補に挙がったのは 野村直矢(全日本。22歳)、芦野祥太郎(W-1。25歳)、樋口和貞(DDT。27歳)、橋本千紘(センダイガールズ。23歳)ら。

 もしこの4人の中から私が選ぶなら、樋口と橋本の決選投票で橋本の方を選ぶだろう。

 しかし考えてみれば、毎年毎年新人賞の受賞者がいたということの方がおかしいのかもしれない。

 そんなに毎年毎年、素晴らしい/飛び抜けた新人が現れることなどないはずなのだから。


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プロフィール

平 成敏

Author:平 成敏
1970年代生まれの男性。
認定ファシリティマネジャー、主に施設管理の仕事に従事。
プロレス、社会、歴史など、興味関心のある分野についてあまり脈絡にこだわらず書いていきます。(⇒プロレス以外の話題については、別ブログ【社会・ニュース・歴史編】をご覧ください。)

著作一覧(アマゾンkindle版)

ペペチール第三王朝の興亡:表紙 世界系統樹:表紙 尊敬なき社会(上):表紙 尊敬なき社会(下):表紙

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